カテゴリ:北欧・東欧・中欧料理
冬になると、Jリーグのシーズン中には作れない国のお料理が食べたくなります。クリスマスは英国風で攻めてみましたが、年末~年明けにかけて食べたくなったのが主にこの辺りのお料理。
ムーミンヾ(o´∀`o)ノ 先月ムーミンカフェへ行ったばかり+日頃からミィグッズを愛用している私ですが、どうもこの冬本格的なムーミンブームがやって来たらしく、今年最初につくった外国料理はこれでした。 マカロニラーティッコ。 フィンランド料理のマカロニ&ひき肉のオーブン焼きで、過去エントリに作り方を載せています。 この見た目で日本人の多くは「マカロニグラタン」を想像すると思います。が、ひき肉と玉ねぎを炒めた具に茹でたマカロニを混ぜ、卵液をかけて焼いているので近い味なのはグラタンではなくむしろオムレツ。なので、 ケチャップが殊の外よく合う~~~ヾ(@⌒▽⌒@)ノ なんとも懐かしい気分になれる味わいです。1月2日の朝起きだす際に「マカロニラーティッコ食べたい」と思い付き、夜ごはんはマカロニラーティッコ。たいへん美味しかったです。やっぱり「その時食べたいもの」を食べるのがいちばん という訳で、おせち&お餅もだいぶ片付いた昨日のブランチは引き続きフィンランド攻撃。 前菜はビーツ以外はフィンランドではありません。 ◆前菜3種盛り合わせ(ビーツの酢漬け、鮭とほうれん草のテリーヌ、干し柿のハム&クリームチーズサンド) ビーツの酢漬けは北欧~ロシアの定番。前にIKEAでダンナさんが買ってきてくれたのを開栓してディルを載せました。このままだと味がきついので、和らげる食べ方を模索したいと思います。テリーヌはダンナさんの実家から。そして問題のコレですが 年末、実家からコンビニ袋より大きなビニール袋2袋ぎっしりの干し柿が届きまして(-______-;)推定80個以上かと…。 干し柿ってたま~にちょっと食べる程度なら美味しく感じますが、この量を見た瞬間「そのまま食べ尽くすのは無理」。ただちに20個程度はフルーツケーキ用のアルコール漬けになり、後はご近所に配ったりしつつ地道に消費しなければ…。今後しばらく我が家の食卓にはそのまま、或いは食材の一部としての干し柿が並びます。 ◆フィンランド風焼きロールキャベツ(カーリカーリュレート) 材料は日本で作られるロールキャベツとほぼ一緒ですが、中身のひき肉の具の一部にお米が入ることと、煮込まず「焼く」ことが特徴的。この日は前夜けっこうお肉を食べたため、ひき肉控えめでキャベツ分がだいぶ豊富になりました。 フィンランドのお肉料理(ひき肉料理)はコケモモのジャムと一緒に食べるのが定番ですが、それっぽい果物やジャムが入手できず、同じく代表的な付け合わせのマッシュポテトを合わせました。これもIKEAでダンナさんが買って来てくれていたもの。 子供の頃はこのテのマッシュポテトをよく食べました。大人になってから使うの初めて。温めた牛乳に分量の粉末を混ぜるだけですが、さすが北欧!すんごく濃厚o(゚ロ゚o) ロシアの人々は寒い冬に乳脂肪分たっぷりのアイスを食べて体温を維持するそうですが、それに匹敵~それ以上の乳製品を使うのが北欧料理の特徴。このブランチだけで500ml近くの牛乳を使用、日本人は低脂肪タイプの牛乳を使った方がいいかも知れません…。 そんなクリーミーなマッシュポテトにロールキャベツはぴったり!焼いたキャベツの香ばしさ、中身のほんわり感、これ我が家で定番入りしそうな気配です。 ≪オーブンでじっくり焼くだけ!キャベツの香ばしさもごちそうの「カーリカーリュレート」≫レシピ:2~3人分(5個分) 1) キャベツの葉食べたい個数分は軽く洗ってレンジにかけて柔らかくし、固い芯の部分は削いで細かく刻み、中の具に入れる。 2) 具を作る。合挽肉80g、みじん切りの玉ねぎ1/4個、残りごはん茶碗1/3程度と1)の刻んだキャベツの芯をよく混ぜ、溶き卵少々、牛乳または生クリーム50ccを加え、大さじ2杯程度のお湯で溶いたビーフブイヨン1/2個で味付けする。 3) 具を5等分して1)のキャベツにのせて巻き込む。端っこは溶き卵を塗って軽く留める。 4) オーブンを170℃に温めつつ、フライパンにバター少々を敷いてロールキャベツの巻き終わりのところを軽く焼き色がつくまで焼き付け、耐熱容器にのせてそれぞれの上にバターちょこっとと黒蜜(ないので三温糖少々を振りました)をのせる。 5) 予熱したオーブンで30~40分、じっくり焼いてできあがり! そして最後のこれは、たぶん改良の余地がある感じ。 ◆カルヤランピーラッカ(ミルク粥を包んだライ麦のパン) 牛乳で炊いたお米をライ麦で作った生地で包んで焼く、と言うと「???」という感じがしますが、これはフィンランドのロシア寄り「カレリア」地方の伝統料理で、フィンランドではたいそうポピュラーなのだそう。ポピュラー=美味しいってことだよね、と思い作ってみることに。 けれど我が家にあるライ麦粉は小麦粉と混ぜて使う粗びきタイプ。殊の外まとまりが悪く「これ絶対もっとなめらかな生地だよなあ」と思いながらなんとか成型しましたがひだ寄せがうまくいったのは3個中1個程度。 でもですね。確かにけっこうクセになる味なんです。ライ麦ならではの香りと香ばしさに、ドリアみたいな柔らかなお米がいい感じ。現地では茹で卵をつぶしてバターを混ぜたディップをのせて食べるそうですが(※バター自粛) のせるのはもちろんアリですが、なくても美味しいヾ(o´∀`o)ノ これは細かいライ麦粉買って再チャレンジしたいなあ。 ≪なめらかなミルク粥にライ麦の香ばしさが絶妙「カルヤランピーラッカ」≫3個分 1) 具のミルク粥を炊く。米60cc程度は軽く粗い、牛乳250ccと塩ひとつまみを温めた鍋に入れて焦げ付かないよう時々混ぜながら弱火で20~30分程度、もったりして余計な水分がなくなるまで炊く。 2) 皮を作る。ライ麦粉70~80gに塩ひとつまみを加えた冷水50~60ccを少しずつかけては軽く混ぜ、全体をそぼろ状にする(でないとライ麦粉が水をうまく吸ってくれません)。 3) そぼろ状になったら握るように練ってひとまとめにし、直径4cm程度のボール型に分けて、「直径15cm以上、厚さ1mm以下」を目標に伸ばす(今回はここまで薄くできず、端っこが裂けてしまいました。水分が足りなかったみたい)。 4) 2)の皮に1)の具を等分してラグビーボール型にのせ、両端を持ち上げて包むようにし、皮の余った部分と具を一緒にひだを寄せて写真のような形にする。オーブンは250℃に予熱。 5) オーブンで10~12分焼き、焼き上がりに艶出しのバター+牛乳を塗ってできあがり!合わせるディップは茹で卵1個あたりバター20g程度を混ぜるのが定番だそうですが、今回はバターを使わず、牛乳少々と塩を加えています。 うーん。ふだん作るジャンルに比べ、お肉やお魚の使用量はそれほど多くはないものの、乳製品の量がすごい。さすが超寒い北欧。やはりその土地の気候風土に合わせてごはんはできあがるものなんですね。私イギリス料理食べたくなるのだいたい冬だもんなあ、身体が自然とそういう風に要求しているのかも知れません。 という訳で今回はフィンランドでしたが、お休み中にまた別の北欧料理にチャレンジしました。そのお話はまた別途!ではではお仕事行ってきまーす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.05 08:25:26
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