カテゴリ:駅そば・立ち蕎麦(その他地域JR)
さてさて、名古屋から富山・福井と北陸を巡り、途中ぐるっと回った和歌山をスキップしての駅そば・うどん、福井の次に立ち寄ったのはこちらでした。
JR・近鉄松阪駅の「汽笛亭」さん。改札内外どちらからも入れ、かつ松阪駅は改札内でJRと近鉄が同居しているやや珍しい形態なので(私鉄・地下鉄では他社間の相互乗り入れはよくありますが、JRに私鉄が乗り入れるのはけっこう珍しいと思う)、どちらの鉄道会社を利用する方も乗換口等を経由せず利用することができます。 今回伺ったのはもちろんホーム側の注文口。乗り換えついでに立ち寄るなら断然こちらでしょう! ・・・と思ったのですが、どうやら改札外側から入るお客さんの方がかなり多いようで、改札外(というか駅の改札の横)の店構えの方がなんだかとても立派です。 メニューサンプルまであるよ!! それに比べ、ホーム側はこの貼り紙のみ。簡素です…が、さすが東西の文化圏の間に位置するエリア。ローカルフード「伊勢うどん」にきしめんまで食べられる、すごいぞ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! というわけでさっそく注文するのですが こんな感じでホーム側の窓はデフォルト「CLOSE」。注文時に窓を開けて「すみませーん」とお店のおじさんを呼び、調理されている間は窓を開けておいてくれますが 現金と引き換えに丼とお水のコップを受け取ると「失礼します~」と再び窓が閉められてしまいます。「ピシャッ」とやられる訳ではなく、あくまで静かに閉めてくださるものの、なんだかちょっとさみしい・・・○(´・ω・`)ショボーン ということもあって改札外側から入ればよかったなあとも思いましたが、こちらの方がある意味周りに人がいなくて落ち着いている感じも。とは言え今回は平日15時の半端時間で空いていましたが、あと30~40分も経てば高校生で混みだすかも知れず、時間帯によって違いそうですね。 さてさて注文したのはもちろん「肉うどん(400円)」。 関東で「肉うどん」というと豚・牛どっち?と思ってしまいますが、西日本では牛ですよね。それもここは松阪、牛以外考えられない ( ̄¬ ̄ つゆは澄んだ関西寄りの味ですが、すき焼き・牛丼のお肉風に甘辛く煮た牛肉がのっているので旨味やコクが増し増しになっておりますお肉の脂が浮くのも、寒い時期にはとてもあったまって嬉しい。玉子を入れたらもっとすき焼き風になるかしら。青ねぎたっぷりもいいですね(○´∀`)ノ うどんの麺はかなり太めで「伊勢うどん」を意識させます。伊勢うどんほど柔麺ではないですが、この白くてもちもち、ちょっとつるっとした感じがとてもお肉に合う!お肉自体ごはんに合わせたいような味でとても美味しいです。これに合わせてのうどんかそばなら、断然うどんをオススメ。 ん~美味しかった~o(´∇`*o)(o*´∇`)o さすがは自慢の味という感じ。このちょっと素っ気ない感じ(意図は全然ないと思う)も含めて昔からこうなんだろうなという感じがあって、旅程をいじって立ち寄った甲斐がありました。松阪へ行く機会はなかなかなさそうですが、付近に行ったら時間を作ってまた行きたいお店です。 ごちそうさまでした! ・実食日:2016年10月4日(火)15時頃 ・立地:JR・近鉄松阪駅(改札内外いずれからも入店可) ・席タイプ:全席立席(改札外はカウンター、改札内はアルミの台だけなので、丼を置いて食べられるのはせいぜい2~3人まで) ・清潔感、広さ:★★★☆☆3.0(正直「改札内外」格差が大きすぎという感が。笑) ・お店の方の雰囲気:★★★☆☆3.0(おじさん2人です。愛想はあまりなく、旅行者的にはやや冷たい感じも受けてしまいそうですが、この辺りではこれが普通なのかも) ・メニューの魅力:★★★★☆4.0(けっこう豪華ラインナップだと思います) ・女性でも入りやすい度:★★★★4.0(改札内外共に入りにくさはないです) ・リピートしたい度:★★★★☆4.0(安くて美味しいし、次は伊勢うどんを食べてみたい) 汽笛亭 松阪店 (そば(蕎麦) / 松阪駅) いやー「目の前で窓を閉められる」は初めての経験だったのでちょっとびっくりでした(笑)けど、おじさんもこちらにかなり気を遣って優しく閉めてくれたので、こういうものなんだろうなと理解。味はとても美味しかったです。あったまりました。 さて、これだけ広い範囲を回ったのになにゆえ和歌山をごっそり飛ばしているかというと 和歌山県内のJR駅には駅そば店が存在しない(2016年10月現在) からです(´;ω;`)かなしい…。 南海電鉄の和歌山市駅には「南海そば」があるようですが、以前和歌山を数回訪れた際に和歌山駅にあった「水了軒」さんも「阪和第一食堂」さんも、新宮駅にあった「丸新」さんも、すべて閉店してしまいました。どれもいい感じのお店だったんだけどな~、お弁当を買う機会しかなかったな…。残念です。 さらに、JR東海が運営する関西圏の駅そばチェーンも和歌山には現在出店がないらしく、紀勢線そのものが衰退傾向だからか、それともそもそも和歌山が「そば圏」ではないからなのか、現在和歌山県は丸ごと「駅そば不毛の地」と化しております。さみしい…。 まあでも私の地元(秋田および東北)も駅そば店はどんどん減っていく傾向にあり、数年内には県内ゼロになっていても不思議はありません。電車を使って移動する人がそれだけ減っているということか、人の動きの集中と過疎がより進んでいるからか、なんとも寂しいところです。 さてさてこの旅では最後にもう1軒立ち寄っています。これまたちょっと面白いメニューですよー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.17 10:08:52
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