カテゴリ:国内旅景色
南伊豆には夕日の美しい場所が数多い。下田・柿崎海岸は、そのひとつ。柿崎海岸へは、道の駅「開国下田みなと」から海沿いに約800m東側に歩けばよい。ハリス記念館の近くである。 江戸期から風待ちの湊に利用された下田。上方(大阪)と江戸を結ぶ海上交通の要衝であった。米国ペリー艦隊が目を付けたのは当然だ。黒船来航によって、開国の舞台となったこの町には、名所・旧跡がちりばめられている。 柿崎海岸から地続きで弁天島がある、吉田寅次郎と金子重輔が決行に際して潜み、沖へ向かって小舟を漕ぎ出した場所だ。現在は公園に整備されて、二人の像「踏海の朝」が建っている。海の彼方を見つめる憂国の志士である。1854年4月20日夜、黒船を目指した。 「一見は百聞にしかず」・・信念の人・熱い人だったのだろう。かの人の思いは、松下村の塾生達に引き継がれた。現在は、スマートフォンが普及して、百見ばかりの世の中・・。情報過多に倦む傾向がある。その場所、その時間、その人物に出会ったことが人生の糧になってゆくのだが・・。 写真-1 下田・柿崎海岸の夕景。 写真-2 下田公園丘陵に陽が沈む。 写真-3 柿崎防波堤から弁天島を見る。 写真-4 吉田松陰と金子重輔の像「踏海の朝」。 写真-5 黒船に向かって漕ぎ出す「踏海企ての図」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年11月22日 07時32分55秒
コメント(0) | コメントを書く |
|