若竹色の　水穂大橋

2024年07月28日

　豊平川に架かる一条大橋の下流500mに、「水穂大橋(みずほおおはし)」がある。大通東10丁目から南郷通りを通す道路橋。苗穂地区と菊水地区を結ぶ橋。白石区を通る南郷通りは、ほぼ南北方向につくられ、厚別区(新札幌)へ続く。

　豊平川が屈曲して、川幅が狭まっている場所に架かる水穂大橋。川の中に橋脚を作らずに、1スパンのアーチ橋を採用。全長150mの鋼床版「バスケットハンドル型ニールセン・ローゼ橋」。2本のアーチリブには、公募で「ライトブルーグリーン」色に決定したという。若い竹の幹を連想させる。

　橋の上下流には歩道が設けられ景色が良い。上流側に見えるのが藻岩山。下流を遠望すると増毛山地(暑寒別岳)が見える。川中に橋脚がないので、川面の様子を観察できる。橋の下流右岸では、鮭の遡上・産卵が見えるスポットとして知られている。

写真1　下流から水穂大橋を望む。

写真2　豊平川を跨ぐ若竹色のアーチ橋。

写真3　水穂大橋から上流を望む。一条大橋と藻岩山。

写真4　バスケットハンドル型アーチ橋。

写真5　歩道部と装飾高欄。

写真6　下流側を望む。東橋と遠景の増毛山地。