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本の森で呑んだくれ、活字の海で酔っ払い

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2019.03.28
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カテゴリ:スポーツする小説
●実は再読、前回は文庫本、今回は単行本。たまたま図書館で手に取ってみたら、初読みのときには名前も知らなかった近藤史恵さんも書いてたんだあと気づき、どんなんだったっけ?と思い出せずに再読することに・・・結果3作品ともすっかり忘れていてほぼ新鮮な気持ちで読めたのは嬉しいんだか悲しいんだか・・・


​​アシックスが2008-2010年にWEBサイトで実施したキャンペーン「マラソン三都物語~42.195km先の私に会いに行く~」のために3人の著者が書いた書下ろしの書籍化。ちなみに三都とはニューヨーク、東京、パリのこと​​


​「純白のライン」三浦しをん​
〇つうわけで安部、ニューヨークへ飛んでくれ」・・つうわけでもなにも、広和が社長室のドアを開けたのはたったいまだ。話の筋道がまるで見えない。
〇「英語もいらん。心で話せ!」
〇「努力の効果を信じてるやつには、あんまり興味がない
〇「本当はね、私がパパに頼んだの。・・・ニューヨークシティマラソンに、一緒に参加してほしいから、って」・・・「がんばりすぎないでほしかったから」さすがだなという会話の妙、やっぱ一番面白いかな

​「フィニッシュゲートから」あさのあつこ​
●真剣で青い、青春的、気恥ずかしいほどに心の中の純粋な部分に触ってくる、あの「あさのワールド」だなと思った。
〇「おまえは、いつまで経っても中途半端やな」●上司であるオーダーメイドのランニングシューズ作りの神様からそう言われた主人公悠斗、彼はかつて高校生時代には陸上長距離のエースだった。親友であり彼の控えだった湊から東京マラソンでフルを走るという決意の電話をもらう。
〇何であんな笑い方ができるんだ〇おれは港の半分も走ることを愛せなかった●記録のために走っていた悠斗、ただ走るのが楽しくて仕方がなくて走っていた湊。やっぱ女性も話に絡んでくるんだけど、主題はこの言葉にあると思っている。そのことに気づいた悠斗が自分の作ったシューズで走る湊をゴールゲートで待っている

​「金色の風」近藤史恵​
●この本を図書館で借りた目的がこの作品を再読することだった。「サクリファイス」に始まる自転車レースシリーズを去年読んでからファンになっていたので期待していたのだけど、正直、残念だった感じ。
●主人公の夕は幼いころからやっていたバレエをあきらめて、語学留学のためにあこがれだったパリにやってきた。バレエの才能が自分より上の妹の存在、自分がすべてを犠牲にしてバレエに打ち込んできたことのむなしさ、 パリの生活、パリを知るために走り出した主人公の夕、ランニングする女性との出会い、彼女の犬ベガとの出会い、そして別れ、どれもよく分かるんだけど、パリマラソンを走る必然性がいまいちわからない?テーマに縛られすぎちゃったのかな?タイトルは愛犬ベガの金色の毛とマラソンを走りながら感じた一体感を表しているんだと思うけど、これも分かりにくい。やや消化不良。好きな作家さんだけに残念。

ワシも楽しんで走るという初心に帰って記録は気にせずにまた仲間と楽しく走りたいと思うのだけど、傷めた膝が回復せず悶々としている今日この頃。走れなくなると当たり前のように走れていたありがたみやっとに気が付くんだよね。
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Last updated  2019.03.28 21:01:32
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