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テーマ:お勧めの本(7221)
カテゴリ:鳥の本
・いやあ・・・でもこんな図鑑ってどういう人が読むのだろうか、買って読む人っているのだろうか、採算は取れるのだろうかと心配になったりもする。そういう私も図書館本なのだけど。
・145種の鳥の骨格標本の写真を掲載したかなりマニアックな図鑑。我ながら自分の趣味もここまで来たかと思わないでもないが・・・1ページに1種の鳥の骨格写真と簡単な解説だったりうんちくが書かれている。川上さん得意のギャグ交じりの軽い調子にちょっとうんざりしつつも大変興味深く面白い。読んだときには「へ~なるほど」と思いながら読み進められるのだけど、なにせ145種の鳥なので見る機会のない鳥や知らない鳥が多くて正直なところあんまり記憶に残ってない?
・それぞれの鳥の骨格の違いや特徴はともかくとして、鳥一般の羽毛に隠された骨格を知ってイメージすることで、上肢=羽の折りたたみ方がとってもよく分かったことが一番の収穫だった。知識として知ってはいたけど下肢を骨格でイメージして再確認できたのも良かった。羽になった手の代わりにくちばしを上手に使うために首=頸椎があんなに長くなっているんだということも「なるほど」だった。ゴイサギなんか首が短いふりをしているけどやっぱり本当は長いのねとか、胸骨の竜骨突起って飛ぶために発達した胸筋が付着するのででっかいんだなとか・・・視覚で納得の骨格図鑑であった。 ・キツツキの仲間は舌がめっちゃ長いのは知っていたけど、舌にも骨があるとは知ってびっくり!しかもその長い舌を納めるための溝が頭蓋骨にあるとはさらにびっくりだった。 ・というわけで、マニアックな本のようだけど実は、野鳥観察が趣味の人にはこっそりお勧めしたい1冊。
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Last updated
2023.09.12 20:09:54
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