大森南朋さんの武市半平太が凄絶なラストを迎えられ、
いちばん板についておられた土佐弁を聞けなくなったのを寂しく思いながら、
レコーダーで検索してみたところ、NHKのドラマ
「ハゲタカ」の再放送&映画地上波放送がヒット。
大森さんが主役に大抜擢されたという作品を観てみたかったので
今週深夜の連続放送を予約。第一回目の録画を拝見したところ、
息も継がせぬ展開が面白く、夫にも薦め、第二回からは夜毎、
リアルタイムで堪能しています。
大森さんのことは、お父さまの方を美輪明宏さんの舞台で拝見したことが
あるくらいだったように思っていたのですけれども、いま調べてみましたら
パンフレットを購入してみようと思えるほど気に入った映画のいくつかに
出演されていることが判明。
「乱歩地獄」ではキャタピラーの方を、
「それでもボクはやってない」では取調べ官を、
「西の魔女が死んだ」と「ゴールデンスランバー」では父親の役を。
「篤姫をナンパ…」などとトップランナーでつぶやいておられたごとく
どんな役でも引き受けられてこられたということもあるのでしょうけれども
年に数えられるくらい劇場で映画を観る程度の私でも何度かお見かけしているのに
同じ方だったとは、まったく気づいていませんでした。
「ハゲタカ」のなかでも、同じ人物を演じられているにも関わらず
年代、場面ごとに激しく表情が変わるのに驚いていたのですけれども
本当に変貌現象の著しい役者さんなのですね。
劇場で拝見する目的になる方が、また増えました。
今夜も楽しみです。
「映画談義の日記」