小栗旬さん主演の舞台の映像上映に足を運びました。
【作品の内容に触れますので御覧になりたくない方は、どうぞスキップなさって下さいね】
ライブを観たいと願いつつ、気づいたときにはチケットが売り切れてしまっている
超人気劇団の舞台。
当地にも来て頂ける見込みは当分なさそうなので、ゲキ×シネのチェックは怠りなく、
インフルエンザの脅威へ万全の対策を施して街なかのシネコンまで辿り着きました。
鑑賞したものが限られているためなのか、今回も設定は天正年間。
国内の情勢が日々刻々と変わるなか、大航海時代の影響も多分に受けた
ダイナミックな時代の、天を正しくするという言葉の字面も響きも、
イマジネーションを掻き立ててやまないのかもしれません。
小栗さんの捨之助は、中央に立ちながらも迷いに迷い、それでも
燦然と輝いてしまう方のアンビバレントなさまが佳く。
一方、早乙女太一さんと森山未来さんの役まわりは、設定が変わったこともあるのでしょう、
ホンとしても、もう少し整理の必要があるように。
好きなのは千葉哲也さんの二郎衛門。
のちに世をあまり面白くはなくしてしまう人物なのですけれど、
その経緯を端的にみせてくれました。
まだまだ練り上げられていく予感のする舞台、このときのメンバーが揃うことは
奇跡に近いかもしれませんけれど、この先をまた観たいと思える作品でした。
「ゲキ×シネ 蛮幽鬼 鑑賞」
「ゲキ×シネ SHIROH 鑑賞」
「ゲキ×シネ 薔薇とサムライ 鑑賞」
「ゲキ×シネ 五右衛門ロック 鑑賞」