映画としては後世に残るものではないのだろうが、貴重な風俗資料としての価値がある。
ノストラダムスや超能力ブームとフィンガー5人気が同時期だったとは忘れていた。
志村けんが正式に加入しての最初の映画だそうだ。すわ親治も出ていて懐かしい。彼の出番を作るためにブルース・リー風に暴れる場面があったのだろう。
なるほどなあ、と思うのは出演者。
由利徹、伴淳三郎、玉川良一、東八郎などが出ている。
この人たちが画面に登場すると、「ここは笑うところだ」というスイッチが入る。コメディアンの底力を感じさせる。
長山藍子、榊原るみ、夏八木勲の若い頃の姿を見ることができる。
住まいが、今のようなアパートではなく、間借り形式になっている。まだそういう時代だったのだろう。
こうして意図せぬところで時代が保存されている。
映画というのは思わぬ働きをしているものなのだ。
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Last updated
2019.03.17 20:40:47
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