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詩誌AVENUE【アヴェニュー】~大通りを歩こう~

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2011年11月13日
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カテゴリ:ムーヴメント
咽喉仏/ソーダを何かことこと煮てみたき

あじさいのコーダながれて夏落葉



睡蓮のまだ暁知られてゐるやふに

盗聴する蝿/思つた以上に勤続疲労



火のつきにくい花火ひぐらしと光りけるかも

る・ん・る・ん とサア栄養失調、夏の旅



汗は名演する「いつもの 、いつもの  、」孤独なり

ゴーレムが石炭宣言する炎暑かな



アワビなら結婚してもよいという値段

ヒロシマの日燦めきながら揺れながら



オーボエでタラップ下りてくる貸しボート

世界はなかよしメランコリイ → 脱皮して蝮



サングラス背中にある内なる翼

―われ新聞記者なれば―



リトマス紙アンデルセンを乞ふ万太郎忌

空のモノローグ/マッサージチェアー/影長く/栞せぬまま



まんこーと叫ぶ男の手にやはりマンゴー

うん、尾形亀之助って卑猥な名前だね



短夜やティーパックしみだす滑り台かな

ヴァトーの絵の、「ジル」 見 る ジロリ、と 見 る



メロン食べたやアン、あうんの呼吸でくわせて

かほを彫るらし/夕映カシオペヤの路線まで



ぶつきらぼうをひつこぬくヨット・ハーバー

画用紙のラベンダーに海パンを



林間学校次は殺して三年生になりたい

ふらふらと石、碁石を尊重すあしのうら



ぐわいかうくわんがくわいけんしますくちなしのはなでさふ

じうじゆんなしじふからならぢゆうしんでさふ



キミとボク キラキラと アマノガワ・ミルキイウェー

イーハトーブまだ遠い



こだはりなどない、そうさ、歴史の一こまに

鼻を折りポルティナーリ祭壇画おもふわれよ



ラスボスのBGM千本の糸ほつれたる夏座敷

省略せよ! 明日なきが如くにプロモーショーン・ムービー



カルパッチョに走馬灯を描いてほしかつた

おいゴキブリがいつてたぞ! 



「   」それで? ものがたりはここからはじまる

ふつうに季語をあつめてRPGする愛と殺りくの物語だああああああ!



きーんと走ってきんとんうんにのつてどこへゆくのアロハシャツきて

#みな、めとおのおむより ちつちかたつたか ちつちかたつたか



俳人め! おまへは屑だ 蝉も死ね

悠 つ た り と 話 す



わたしがしたいのは世界征服南風よ吹け

ひい、ふう、みい、うーん、ううーん 



たわむれにたかし忌などと呟いてみるか、うん

超高性能爆弾ひとつで吹っ飛ぶ防御力な地球



S字型の蝮ならくるみ割り人形を聴く

こんど、魔弾の射手をきかせよう LOVE!



ここは地下牢なラブホです、 滝浴び!

風穴がぬける速度でエイトビート/たぶん 分身の術



田草取りあみだくじひいてかき氷くわせろと、俳句ちんぶんに投稿

「ひでえ句だ・・・!」だと選者はYOU WIN あとでボコつてコンクリ大阪湾



端午の節句原子爆弾をおとしてみる

世界の平和はセキュリティーから BYセ●ム



飛び込み台スタートの笛はすぷうんを曲げて

梅雨明けのプール。何気なく草が揺れ



網膜に因果ゆれ、抛物線は狼煙のようにうすれゆき

手が触れる。クロール まだ見ぬ水の途中で



規則正しく飛沫をあげて皓い歯を見せて笑う少女は

ずれてゆく骨まだ感じながら気だるさが残り



わかりきれなかった。ゼンマイのように巻けぬ 伸びたゴムでは

傷口に塩素のにほひして/やはらかき剣では



水晶といふ一個の壜に溜めながら

パイプをとほつてゆく伸びるものの影



ジッパーおろしながら、裸足であるく夏が照り

誘惑が。甘く冷えてゆく眼分量



六月 赤いターバンをかぶつた原色なり

緑陰に追憶の甘き愁に



ラムネ玉胸の謎好きだよと言ふ

らつきよう蟷螂を真空パック



少女「わたしは緑夜、絶滅危惧種」

たとへるなら、デザイン事務所の騒がしゐヘリコプター



ルーム・クーラー/ブルックナーに聞き違え

すきとほるほどの胡蝶蘭地球がこほる日



歩かねばならぬ、厭話さねばならぬ夜の秋

夜釣り輪投げする要領で輪ゴムする



庭の夏青空はいまもやさし

蜈蚣刺す源氏と平家のものがたりを



ストラヴィンスキーあなたはカメレオンの水鉄砲さ

***1971年4月6日***



帰る娘に、ハナミズキと云ふオペラする

ああ、すげえ夢を見ていたぜ/又、見るぜ/きつと恋のときめきだぜ



木下闇ヌエネンの墓地の塔原爆ドーム

月下美人「薄命になるのはむしろ俺の方だぜ、や、月の下だけ美人・・・!」



百日紅みじかひフラメンコ葡萄酒の樽

どの風をあつめてもぼくは海のむこうへ



とりつかれてしまつたといつてよい/なみうつ情感/オアシス

プッチーニの旋律が



踊る、踊る、沙羅双樹

ルフランは滴り



夏がぼくのちから奪つたから

黴メモのやふに筋肉だけが萎けて



かつこう、かつこう/うそをついてるよ

青嵐三島の激写



カブトムシ/コツクノ帽子カブツテドコユクノ

かきつばた か・つ・ぱ おい、えろがっぱ



映画ゴジラのテーマ。通行手形は大風鈴で

薫風や威張りん坊がちょろと出て



夏の夜 昇降機ぷぷ*ぱ ぱ こつそりと

鱗の乖離



こわれた蚊帳の見本/えんぱいあすてえとびるでぃんぐ

メメント・モリ[=今を楽しめ]



古本屋にて朔太郎讀むタバコくわゑた頭蓋骨なり

ノアの方舟 岡本太郎はやつぱり嫌ひだ



夏が/氷り/冷たく/光つてた

草いきれぼくはあざやかなセロファンになりたい



引力は寓意のなかに



至急申し込み/青インクの秋を惜しみけり

幾秋のひとめぼれ払うふり



、芽をださない黄金の田の少女によばるゝなり

イね火縄銃のごとく着火



地獄のダンテとヴェルギリウス/赤のまんま

引き抜けど今すぐふかせられないでしょう秋の草



馬肥ゆる人なぜ無雑作に反射光をあびて明るく輝き

くづおれるぢやないですか/大ひなるみ天うつくしき君に



南瓜は生まれた頃の色にもどりけり

牧歌 ダンス! 慈悲 キス! こちらでは、毎日良い日が続く。



夕ぐれの島まではるかにカンナ流刑さる

花火より、しづかな秋ゆふがたに残るもの



死者は生きむ/赤と白の桔梗瑠璃ゆらるゝころ

ようやく眠った子はディアバード汚れてはならず



よびてたまはれ/沈黙してかたらざれ コスモス

日の落つもやツとどこがゆれ/huhhuhhhu 



ゆつくりと歩み寄つていく木の実ひとりでに割れ

静止して / とまる / いつも心に / まさかの火



ヴィーナスの誕生!ヴィーナスの誕生!

天国キャンバス空き巣に入る藍の華



日日挿替ふる秋花急いでも気持ちのゆるみ

鏡の中マンモスの牙がある確かな信頼



谷の裾にいまも一〇〇〇台の車とまりますか?

革命に一瞥するおれは神業ジャズ・ピアノ



深化する秋の闇鎖骨が蝿の非常口

なつかしくあはれなアキ



片よった水の面を秋の墓渇《す》ふほどに

星の流れた島清、秋はせめてガラスケースに眠れ



羽透けゆくほどに新聞を読み/危険の芽をつみ

自分は世界を見てゐる



パウダーどこかで何かゞ消えゆく季語は「秋」の俳句

四十九日! ヘヘン、センチメントをぬいた器械で勘定



さうあつてほしい秋はユーモア

ぼくのかほ、ぼくのかほ、少女になつたシネマを



「まあ、兄さんなの。」「やあ、アキ。」「やあね。すけこましは」

あく迄も。あく魔でも―――いい!



とらんぽりんなあき/やつぱりぼくうしをみます

あきのうしもやつぱりはえをむちでころすのさ



いまのあなた! 喜びで明るく、祝福の鐘がいつも鳴りますように

糞喰らへ



秋のステーション¥120円のじよおじあ

R-R-R-R-R・・・・・・・・・・・・



週末の秋

アキ感激!!!



無定形のフィールド/ビル興り/秋「の手紙の一番はじめに」

Love is SONG 秋



秋風を/することは/苦しむこと

馬馳せ行けば秋の帆船風でふくらむごとし



こめかみに秋の濡れた一番星夜のマラソン

秋のユニフォーム出征見送りの報せかな



肋骨あらはにカルテ座標軸秋の風

男は常に安定株は無い。――いやセーフでしょ?



旅客機や蟷螂は[多様化・巨大化する]増殖炉

想つたことは   作られる  感じることは  作られる



プロジェクト名 ~秋の秘孔ははずしてある~

秋はわたしの頬をバラ色にする、おかあさん鍋の中のつみれ



テレビでしか見たことなかつた秋にも雪が降るんですね

秋の味方 はじまりだ/トロフィーなき心のつながり



秋確信する/老熟とは わゐろ行為

Tシャツをきてもビートルズがいない秋のロッケンロール



説得するリトル ひとことで タクシイ、ヘイ!

稚い魂よ飛び立つ気配が拡ごりぬ



秋風や聖僧わらふリベルタンゴかな

ンだ。QUEENが男性だと知る秋の部屋



俺は履きそう 秋は想 

「現実の世界」というものは――。・・どこか、――どこに?



秋ハ友人ニ云ヒ残スコトモナク

絶 望 の 深 い 海    内 需 主 導 の    臍 の 緒 が ね じ れ



秋は家出娘!家出息子!

句は哲人彫るばかり



ほんとふに人間は四本足だつたのか秋出水

心の"しみ"にすがれずにはいられない



獄中壁画チョコレート/落葉描くほどに生御魂

「踊」と一字書くことのむずかしさ



てい電蜘蛛のネットが実験者その人となる

てのひらで点滅見ずじまい赤蜻蛉



好きでしたよ(笑)/あのとき、あ、いい人だなって

それぞれがサクサクといふ噛み音。漆紅葉







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最終更新日  2015年08月07日 09時07分46秒
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