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カテゴリ:青年誌コミックス感想
何となく目についてレンタルで読んだのですが・・・
何これ衝撃的(/∀\*) 真修が美しい上に良い子で・・・ 純粋な汚れのない微笑みはまさに魔性。 「このマンガがすごい!2017」オトコ編2位というのも 納得。 ただし支持してるのは圧倒的に女性だと思いますけどね。 おねショタとかそれほど興味があったわけではないのですが でも逆バージョンは世の中に溢れているんだから当然こっちも 有りでしょ、って感じで手にしたわけです。 月刊アクション連載開始から「まんが史上最も美しい第一話」 と絶賛されてるのも気になってましたしね。 読んでみた感想として私はそこまで1話をすごいとは思いません でしたけど、これは読んでいくうちにズブズブと嵌っていく 作品だわとw そう、何とも言えない真修の魅力に気づけばどっぷり浸かって いるという・・・ 母性をくすぐられるとは簡単には言えない、もっと別の何か 情とか欲とか・・・妖しく不確かな何かが生まれてくる感じ? でも1巻ではまだ冷静だったんですよ、私。 が、2巻の真修を目にした瞬間、衝撃が走り、気がついたら 1、2巻を抱えレジに並んでおりました。 抗えない美少年の魅力。 真修の美しさは担当Hさんの厳しいチェックにより生み出されて いるようです。 少年の「美」の何たるかをわかっていらっしゃる さすが本物のショタコンv スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で 12歳の美しい少年、早見真修と出会う。 元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。 それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと 感じていく。 この感情は母性? それとも――。 ショタ、美少年好きな方は必ず手にしてくださいまし!と私は ご推薦申し上げます。 なんといっても真修が美しい!!!! あのね、全く本人に汚れたところがないというか純真無垢な 良い子なのですわ!! いやいや、こんな子リアルにいないでって思うほど。 聡子は夜の公園でサッカーをしてる真修と出会い、ちょっと 声を掛けた程度だったんですが、不審者から真修を助けたこと が切欠となってサッカーを教えることに。 女の子と間違えるくらいの美少年ってことも関心を引く要員 として大きかったと 思いますが、直向きにサッカーをしてる割にさっぱり上達しない 真修・・・ 何かしてあげたい気持ちにさせられちゃったんでしょうね。 これがちょっと礼儀正しいくらいのどこにでもいる小学生程度 なら全くの他人が関わろうなんて思わないですよね。 年齢も性別も違うし接点がまるでないんですから。 でも、夜の公園で一人きりで練習してる姿を見て、親は自分こと など心配していないし母はいないと聞かされたら・・・ 母性というほどでもなくても放ってはおけない気持ちにはなり ますよね。 踏み込むかどうかは別として。 聡子は仕事ではストレスはなさそうですが、上司が元彼氏で しかも未だにちょっかいをかけてくるという嫌な奴。 それに対するストレスが溜まってるようで。 何なんですかね、この男は!? 自分から別れておいて未だにしつこく絡んでくるって。 聡子もさっさと吹っ切ればいいのに毎朝体温を計る癖が無くせ ないとか・・・ アカン、アカンて。 そんなのすっぱり切りなはれ。 しかもこの男、聡子を飲みに誘っておいてそこへ自分の婚約者 連れてくるような男ですよ?? アホちゃうか? そんな奴のことはどうでもいいのですが、真修がホント優しい いい子なんです。 ただ、父親が放任というか、仕事が忙しいのか子供をかまえない ようなのですよね。 母親とは死別のようなので父子家庭で大変なんだとは思いますが。 お風呂も入ってなくて、着替えもしてなくて、着てる服も小さい って気づいてしまったら・・・ う~~~~ん やっぱり放っておけないですよね。 家庭の事情に関わるのは難しいことですけどね(><) 聡子も自分にできることをしようってことで無理して距離を詰める のではなくてお互いが必要としてる距離だけいつの間にか縮んでる 感じがいいですよね。 鬱陶しい元彼に対するストレスや、そろそろいい歳ゆえの孤独を 真修と一緒にいる時間が埋めてくれて、真修の存在によって聡子が 癒されてるのは共感できますわ。 他の家庭で普通にしてることが真修にとっては普通ではなくて 諦めてるようなことや我慢してることを聡子がそっと後押しして くれたり助けてくれたり・・・ 真修にとってサッカーを教えてもらえるってことだけでもすごく 嬉しいことのよう。 真修にも聡子の存在は大きくなってるんだろうなと・・・ ただ、一つだけ気になることは、真修には弟がいるのにその弟の ことはどうなっているんだろうかと。 弟ってことは真修より小さいのだからそれこそ放っておけないの ではないかと思うんですが。 真修も弟のことを気にかけてはいるようだけど、自分が聡子と 夜にサッカーの練習をしてるってことは弟はその間家で一人って ことですよね? そこがちょっと腑に落ちない。 それだと小さい弟が家で留守番してるのに自分のことだけ考えて るように思えなくもないし・・・ 弟の設定って無い方がよかったんじゃないのかと思ったり。 2巻では弟が帰ってこないってことで大騒ぎに。 真修の家に上がってみると(勝手に他所様の家に上がってはいけ ないことは重々承知の上で緊急ってことで)家の中は散らかり 放題・・・ でもね、私もっとひどい状況のお家を存じております。 それも1件、2件ではなく・・・ 母親がいるとかいないとか関係なくそういうお宅は存在すると いうことで(ーー; まだ真修の家はまし。 結局弟はちょっと友達の家から帰るのが遅くなってただけだった のですが、弟を放って聡子といたことで父親に嘘をつくことに なった真修はサッカークラブを辞めることに。 状況からしたら仕方ないことのような気もします。 聡子は真修に幸せになって欲しいって気持ちから手助けをして るつもりでいますが、それを元彼上司は聡子が関わることで事態 が好転するわけでもないのに首突っ込むのはオカシイときっぱり。 うん・・・ 「優しくすることで存在価値が上がると思ってる」ってのは言い 過ぎどころかお門違いじゃボケ!!!って思いますが、子供が 知らない他人に家にあげてもらってたりご飯食べさせてもらって ると知ったら親はびっくりするし警戒するとは思いますね。 それに「勝手なことするな!」ってキレられる可能性も。 聡子が真修の父親に直接会って話をしてお友達にでもなれれば いいと思いますがそういうわけにもいかないでしょうし。 他人に迷惑かけたくないのが信条の父親のようだから反感買う のは必至では・・・ 「今後一切真修とは関わらないでいただきたい」とか言われそう。 聡子は真修と深く関わらないでおくべきかもと考え自分が教える よりもどこか新しいクラブに入る方がいいだろうと色々と探し 「本当にサッカーが続けたければお父さんに話すべきだ」と真修 に切り出しますが・・・ でもね、真修は・・・ 聡子のことが好きだから一緒にいたかったんですよね。 どういう好きかは別としても、聡子といることで真修も救われてる という・・・。 自分がサッカーの練習を続けていたのは聡子に会いたかったからだ と言われ思わず真修をぎゅっと抱きしめる聡子。 うう・・・なんなんだ この破壊力(*/-\*) 30のお姉さんの理性を一瞬で蹴散らす儚く切な気な微笑。 お互いの孤独をお互いの存在が埋めてることを実感してしまった んじゃないですかね。 さて、この二人はどうなってしまうんでしょうね。 家族でも恋人でもない、けれど・・・ その関係はもう他人じゃない って帯の通りだわさ。 ホント目が離せない二人。 最終的にどこへ向かうのか非常に気になるところです。 あと8年すれば真修成人して聡子38歳だから恋愛に発展しても ありかもしれませんが・・・ 今のこの関係はなんと言ったらいいんでしょうね。 言葉に表せないもどかしさ。 そうそう真修の同級生でサッカークラブの娘さんは真修のことが 好きみたいですが、この子も今後どう絡んでくるんでしょうね。 次巻が待ち遠しいです。 「マンガ大賞2017」にもノミネートされたようですが納得。 心理描写が丁寧で表情の作りも繊細。 私としては「マンガ大賞」ノミネート作品中ダントツ推し。 試し読みできます → 「私の少年」特設サイト もちろん他のノミネート作品もほぼ読んでます。 あ、岩本ナオさんの「金の国 水の国」も面白いのでオススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017年02月10日 00時11分53秒
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