この画像は小学校の裏道のノリ面から撮りましたが、
この後ろ、裏道を挟んだ小学校の敷地には、
子供の頃には 他の教室とは違う、比較的新しい教室があって、4年生の頃はその教室で勉強していました。
ある時、同業の大先輩に、その教室だけが新しいのはなぜだか訊いてみたことがあって、
その答えは、「奉安殿があった。」でした。独特の重苦しい響きを伴ったその先輩歯科医師の声、
今でもよく憶えています。
奉安殿とは天皇皇后両陛下のご神影(当時は現人神(あらひとがみ)とよばれていた)と教育勅語が安置されていた、
神社扱いというか、
火事でも出そうものなら、校長は辞職だけでは済まない、自決した人もいたという、そういう重苦しい記憶が漂っているただならぬ場所。
そのただならぬ気配を後ろに感じながらの写真撮影。
向って右側の4枚の窓も全部断熱材で覆うはずでしたが、
炎天下、水路側の全部の壁のコンクリートブロックの目地からはみ出たコンクリートをハツル作業で疲れて、
目眩がして、水路に転落しそうになったので、その作業は明日以降に伸ばしました。