70代女性、右下6傾斜歯
前回のつづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202401240000/
傾斜している6番を引き越して、連結固定するまでのお話。
一般には、こんな金にもならないことはしないで、儲かるインプラントか、面倒のない抜いて入れ歯。入れ歯も自分で作ることもない。歯科技工士に丸投げだ。その歯科技工士だって60代でも若手だ。
6番を引き起こしたら残根状態の5番が出てきたので、これも使うことにした。
ま、いつまで持つか知らんけど。
高齢化が進むと、こんなどうにもならない症例ばかりになる。
抜くも地獄、抜かないのも地獄。
こっちも高齢化で、対応ができなくなる。身体が動かない。
歯の再生医療とか言ってはいるが、そんなものが普及するはずがない。
高齢化のスピードは早い。
従来型の治療をする限り、高齢化と共に歯はだめになり、
抜歯というか抜け落ちて、
よくて入れ歯、大半はそれもできず放置になるだろう。
従来型の治療は人生50年が前提だ。
歯科サービスの提供側だって高齢化で手が回らなくなる。
一番良いのは最初から歯科治療を受けないことだ。
咬合性外傷を避け、
重曹+MMSを使ったうがいや歯磨きで長い人生を乗り切ることだ。
(作り方はここのフリーページ参照)
実は僕の診療室での日常はもっと悲惨だ。その話も予定している。