80代女性、上顎義歯
前回のつづき
https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202404230000/
作り方なんだが、まず型取りして作業模型上で義歯床を作製する。矯正用の硬い即時重合レジンが良い。
この時クラスプも作業模型上でアンダーカットをブロックアウトしておき作製しておく。
人工歯は表面だけ残して裏面は削除しておく。
口腔内で咬合のある臼歯部は白の即時重合レジンで咬合を決める。前歯部は床と同じ即時重合レジンを用いて人工歯を並べる。見える小臼歯部は頬側だけCRで化粧する。
滅菌後研磨する。ピカピカ、ツルツルにする必要はない。体力を消耗するだけだ。口腔内で濡れたらわからない。
口腔内で残った歯のクラスプで覆われている部分の歯茎部に空気穴を開ける。そうしないと虫歯になる。
「虫歯の電気化学説」でいうところの酸素濃度差腐食が起こるからだ。
次回は口腔内セットの予定。