before
数字を振った場所の説明をしておく
1、CR部分、白く見える部分で、歯ではなく僕が作った人工物
2、歯根もしくは骨部分
3、歯根だが、この後吸収が起こり消失した部分
4、吸収を受けていない歯根。しかし2年後にはアンキローシス(癒着)が一段と進み骨と歯根の境界は消失している
after
3、の黒い部分の歯根または骨は吸収されて消失している。この部分は肉芽組織と呼ばれる軟組織なので咬合力の支えにはならない。ただ補強線を外してこのCR部分を触ってみた感じでは動揺度は1.5程で強く引っ張れば抜けるかもしれないが、正常な歯根膜組織はないので吸収する一方で、止めることはもちろん、骨が再形成される望みがないとは言え、今すぐに抜いて捨ててしまうほどではないように思った。ここには結合組織もあるので、2〜4の間をある程度の結合力で繋いでいるのかもしれない。完全ではないが一種の歯根膜ような役目をなしているのかもしれない。