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カテゴリ:根室(ねむろ)地域
根室振興局地域政策課の難読地名ハンターあすかです。週に1回程度の更新ペースで、北海道の難読地名をご紹介します。 北海道には数多くの不思議な地名があります。当てられた漢字の字面や、口当たりのよい読み方など、様々な魅力に溢れています。なぜそのような地名がつけられているのでしょうか。 第8回目の難読地名は 【瀬石】 です。 この看板は羅臼町市街と知床岬の中間部分、海岸沿いに見ることができます。世界遺産知床の中にある地名です。この先車で走れる道は3キロメートルもありません。 この地名の由来はアイヌ語の「sesek-i」(温泉)から来ています。アイヌ語でも温泉のことを日本語伝来の「yu」とも呼ぶのですが、北海道の東部では「sesek-i」と呼びます。この辺りでは「sesek-i」がそのまま地名となりました。 地名の由来のとおり、温泉が湧いています。今も海に面した露天風呂が設置されており、観光客の集まるスポットとなっています。
満潮時の湯船 しかし、写真を見てわかるとおり、満潮時には波が湯船の高さを越えます。そのため、干潮時にのみ入浴が許されています。また、この露天風呂しかないため、入浴できる季節も限られています。夏場の2~3ヶ月間しか入浴のできない秘湯です。 道沿いに滝や巨岩なども見られます。
瀬石の滝(写真左)と熊岩(写真右) このほか、まさにそのものに見える天狗岩などがあります。クルージングなどで海洋に出て知床半島を見ると、さらに多くの滝や奇岩を見ることができます。 また、世界自然遺産に登録された理由のとおり、多くの野生生物が見られます。陸にも海にも、空にも多くの動物を見ることができます。 道路脇の鹿 車道沿いに、ときには車道上に鹿がいます。警戒心が強いため、なかなか人間から近づくことはできませんが、鹿が車道に飛び出してくることはよくあります。走行時にはお気をつけください。 といったところで、今回の難読地名の読み方はセセキでした。 *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;: お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.14 19:34:04
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