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カテゴリ:歴史・文化・美術・芸術
北海道環境生活部アイヌ政策推進室です。 北海道の地名の多くは、アイヌ語に由来しています。 当時の地形の特徴や産物などを表したアイヌ語に由来する地名を知ることは、それぞれの地域を知ることであり、昔のアイヌの人たちの考え方や生活などを知る手がかりとなります。 アイヌ民族文化研究センターが所蔵する「山田秀三文庫」は、アイヌ語地名研究の第一人者である山田秀三氏(1899~1992年)が遺した、アイヌ語地名に関する他に類を見ない貴重な資料であり、各地域に関する記録が豊富に含まれています。 今回の展示は、「山田秀三文庫」の中から、斜里町・知床半島とその周辺を中心に山田氏の地名調査の跡をたどる内容となっており、斜里町のルシャ川やカムイワッカ川、朱円(しゅえん)などの地名の由来なども取り上げられています。 知床を訪問すると、広大な大自然に魅了されますが、同時に、その自然の中で生活を切り開いてきた人々の歴史がそこにあります。そのような歩みを刻んできたアイヌの人たちの生活と文化が伝わってくる今回の展示を、斜里町にお越しの際にはぜひご鑑賞下さい。
開催日時 :7月7日(土)~8月26日(日)9:00~17:00(月曜休館) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.08.03 16:29:12
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