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2012.12.28
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 こんにちは。
 スパイク付き長ぐつを履いても転ぶ(=_=;)、檜山振興局地域政策課の丸出ダメ夫です。

 もう転ばないように、ほふく前進で通勤しようかな・・・。

 今回の放送は「檜山の名前の由来・ヒノキアスナロをご紹介!」です。


■檜山(ひやま)の名前の由来~ヒノキアスナロ~

 振興局のある檜山の地域は、森林面積が大きく、緑豊かな地。
 その「檜山(ひやま)」の名前は、「ヒノキアスナロ」(ヒバ)の木に由来すると言われています。

 とてもためになる檜山振興局林務課のページ
 http://www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp/ss/rnm/index.htm


※ページの下の方に「檜山の地名由来とヒノキアスナロの歴史」が掲載されています。詳しくはこちらをご覧くださいm(_ _)m


 この地域が「檜山郡」(ひやまぐん)と名付けられたのは、明治時代。
 国郡制施行に際し、松浦武四郎が建議した「蝦夷地郡名之儀取調書」に由来しているそうです。

 この調書では、古くからこの辺りが「檜山」となっており、檜山奉行が支配してきたことや、江差港の税金も檜材から取り立てていることから、「檜山」の名前を残したい、とされていたんですって。

 なるほどね~(^^)北海道の和名の地名に大きな影響を残した松浦武四郎。すごいなあ。
 そういえば振興局の中にもヒノキアスナロの木がいっぱい設置されています。。。


01 02
(写真)檜山振興局の地域政策部長室にも置かれているヒノキアスナロの木。
季節感を出すため、クリスマス仕様に飾り付けしてみました!(^-^)
でも、ちょっぴり飾りが重そう・・・(=_=;)
ちなみに、振興局長室など、ヒノキアスナロの木が随所に置かれています。


■檜山伐採の歴史

 
上ノ国の天野川(あまのかわ)と厚沢部川の挟む地域は、樹木が繁茂して、松前藩初期の頃から藩の財政を支える貴重な資源となっていました。中でもヒノキアスナロ(通称「ヒバ」)の天然林は見事であったそうです(^-^)。

 1596年には、檜山番所が上ノ国に設置されていたとのことで、檜山(ひのきやま)の伐採は、16世紀後半には行われたと考えられています。

 江戸時代に入ると、本州では城下町の建設などが盛んとなり、建築用の高級材としてヒノキ材の需要が高まり、松前藩でもヒノキに材質が類似しているヒノキアスナロの伐採が盛んに行われました。

 1630年には、近江商人が江差などに出店し、ヒノキアスナロを集貨・輸送・販売して、巨大な利益を収めるようになります。
 17世紀も中期になると、檜山(ひのきやま)伐採は、江差から厚沢部の山々へと拡大していき、伐採は最盛期を迎えました(^-^)。

 1664年「江差山神社」が創建され、1678年には、厚沢部羽板内(はたない)山の開発を機に、檜山奉行が上ノ国から江差に移転し、江差が檜山経営の基地になっていきました。

 ところが1695年、江差檜山から自然発火で山火事が発生。
 上ノ国、厚沢部などにも延焼し、数日間燃え続け、立木の過半を失うという大被害を被りましたが、松前藩では、檜山の伐採を継続したことから檜山の荒廃が進んでいきました(T_T)。


■ところで、ヒノキアスナロってなに?

 
ヒノキアスナロは、ヒノキ科アスナロ属「アスナロ」の変種で、一般的には「ヒバ」と呼ばれています。北海道では渡島半島の檜山、松前、爾志、上磯の各郡に分布しています。

 ちなみに、青森県のヒバは、日本三大美林の1つともなっています。
 ヒバの材質はヒノキと変わらない良材と言われ、殺菌性のある「ヒノキチオール」という成分を含んでおり、耐久性・保水性が高く、地中・水中での使用にも適してることから、建物の柱や土台などの建築用材、土木用材、船舶材、浴槽などにも良く用いられているとのこと。

 近年、檜山の地域では、管内の自然豊かな森・川・海を次世代に引き継ぐため、地域の住民の方にも参加いただき、檜山のふるさとゆかりの木であるヒノキアスナロなどの植樹を行うなど、資源回復に努めているんです(^-^)。


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(写真)振興局林務課や役場の皆さんのご協力で頂戴した「ヒノキアスナロ」の葉。正月の箱根駅伝に向けて襷がけで頑張ります!・・・という訳ではありません(-_-;)
葉っぱは香り豊か。防虫効果もあるそうです。振興局長が知事に差し上げたら喜んでくれました(^-^)。


 ちなみに、人工林は、適度な下草刈りや除間伐などの手入れが必要だそうで、除間伐などに伴ってヒノキアスナロの葉っぱも多く処理されます。

 このような葉っぱを新たな地域資源として有効活用しようと、江差町内のお店や食品加工を行っている業者さんなどの取組が行われています。


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(写真)江差町内の鮨紋さんでは、ウナギの蒲焼きの下にヒノキアスナロの葉っぱを敷いて飾り付けていました。料理全体に高級感が出ますなあ(*^▽^*)。


 
檜山の名前の由来を勉強して、お腹もいっぱい。

 「ヒノキアスナロ」の木のことを見たり聞いたりしたら、ちょっぴり檜山のことを思い出していただけるとうれしいです(^-^)b


 こちらもためになる檜山振興局森林室のページ
 http://www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/index.htm

 

※いつもご覧いただきありがとうございます。
 全国の皆さまへ、北海道でも古い歴史と文化美しい自然を有する「檜山」(ひやま)7町の魅力をご紹介します!
 お気に召した投稿がありましたら、みなさまの心温まる「いいね」や「シェア」で、全国の方々へ檜山の魅力発信にご協力をお願いいたしますm(_ _)m

過去の放送

■第24回放送「香り良し!道産木材 木造公共建築物見学会に行っちゃった。。。」
 http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201212080000/

■第25回放送「大盛況!女性農業者グループまつりに行っちゃった。。。」
 http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201212140011/

■第26回放送「ハワイ?石垣?やっぱ奥尻でしょ!?島ドライブへGo(その1)」
 http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/201212210007/






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最終更新日  2012.12.28 21:10:39


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