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2016.11.22
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 北海道教育庁文化財・博物館課です。

 今年の6月にリニューアルオープンした、札幌市の中島公園内にあります、「豊平館」に遅ればせながら行ってきました。

 「豊平館」は、1880(明治13)年、開拓使が現在の北1条西1丁目に洋風ホテルとして建てたもので、建物本体は米国風様式、正面玄関の車寄せ・バルコニーはヨーロッパ風様式となっている開拓使建築の代表的な作品です。

 1958(昭和33)年、中島公園内に移築され、1964(昭和39)年には、国の重要文化財に指定されています。その後、昭和57年から61年にかけて大規模修復工事が行われ、さらに、平成24年度から28年度にかけて耐震補強を含む保存修理や附属棟建築などの活用整備工事が行われました。



 入館するには、今回の工事で新設された附属棟から中に入り、観覧料300円(個人の場合)を支払います。館内を自由に見て回るのもいいですが、午前3回・午後3回の決まった時間帯(1回当たり30分間)にボランティアガイドによる館内の無料案内が行われています。丁寧で分かりやすい説明をしていただけますので、特にはじめて来館された方にはお薦めです。




 2階「広間」等には、タブレットが設置されており、見所解説等を御覧いただけます。

 実物の広間とタブレットの舞踏会のイメージ映像を併せて見るなどして、往時に思いを馳せることもできます。




 館内には、「ウメ(天皇御座所)」「シャクヤク(体験展示)」「ムラサキ(行幸・行啓関連資料等展示)」「フヨウ寝間」「ユリ寝間」といった複数の部屋があります。







 
「ツバキ」は、結婚式場として使用されてきた室で、建物の見所や改修記録などの映像(全部で35分程度)を見ることができます。







 皆さんもお時間があれば、是非足を運んでみてください!

<豊平館>
観覧料:個人300円、団体270円(20人以上)、中学生以下無料、年間パスポート500円
観覧時間:午前9時~午後5時
館日:毎月第2火曜日






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最終更新日  2016.11.25 09:16:12


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