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カテゴリ:オホーツク地域
皆さまこんにちは!
美幌町のQでございます。 『木材で家を造る』 森林が豊富な日本では昔から木造住宅の建築が進められてきましたよね。 でも、『地元で育て地元で加工した木材で家を建てる』となると、なかなかムズカシイ・・・。 しかーし!美幌町では、それを実現するために新しい技術に挑戦しました それが「コアドライ」という技術です。 カラマツという樹種は、昔から一本の柱として活用するには非常にねじれが強いため、不向きといわれてきました。 しかし、北海道立総合研究機構林産試験場の技術開発により、それが可能となったのです 美幌町は、林業にも力を入れていますので、これまでも住宅建築に町産材を活用する場合には支援を行っていましたが、材は美幌町産材でも、加工は町外で製材された建築材を使用していました。 それが今回、林産試験場の技術支援により、美幌町森林組合がその技術を習得し、『地元で育て地元で加工した木材で家を建てる』ことが実現したのです そのお披露目会が10日、美幌町内で開催されました。 当日は、林産試験場の大橋義徳氏による「コアドライ」の開発・メリットなどの講演と、実際にコアドライ製品で建てられている住宅の見学会という2部構成で行われました。 北海道内の建築用材の自給率が低いこと、地材地消を進めると経済がその地域で循環すること、 カラマツはその材の特性からもっぱら価格の低い製品として使用されていること、コアドライ技術のにより構造材として活用できることなどを、スライドを用いて分かりやすくご講演いただきました。 その後町内の住宅建築現場へ。 青空の中、参加者は興味津々です 柱には大きくコアドライのマークと、美幌町が推進している国際的な森林認証のマークがダブルで飾られています。 カラマツの特徴である綺麗な木目がとても美しいですね。 完成したらこの柱は見えなくなってしまうのですが、この時だけ見られる立派な柱材を、皆さん触ったりして確認していました。 美幌町森林組合のこの挑戦は、美幌町の木材活用について新しい道を開きました。 今後、美幌町産材の町内でのますますの流通と、町外や北海道外への流通を目指しますので、是非この取組に注目してくださいね 美幌町ホームページ 美幌町フェイスブック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.03.13 13:42:13
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