イランカラプテ!
石狩振興局地域政策課のマーシャです。
「石狩管内を学ぼう」企画、今回は江別市をお届けします。
江別市は、石狩平野の中央に位置し、アイヌ語の「ユベオツ」(サメのいる川)または「イブツ」(大事な場所への入口)が地名の語源とされています。
美原大橋と石狩川
札幌市の東側に隣接し、人口は道内7番目(令和3年1月現在)、道央圏では札幌市に次ぐ規模のまちで、交通アクセスもよく、JRで札幌駅まで約20分と、通勤・通学に便利です。新千歳空港からも約60分、高速道路のインターチェンジも2か所あります。
市内には、札幌市、北広島市にまたがる広大な面積をもつ、世界的にも例の少ない平地原始林「野幌森林公園」が位置し、園内には、総延長40kmほどの自然遊歩道や自然ふれあい交流館などの施設や5つの池などがあり、市民に親しまれています。
散策コース(左)と自然ふれあい交流館(右)
一方で近年は、商業施設や飲食店の進出が目立っており、自然と都市機能が調和した住みやすいまちです。
市内には、4つの大学と1つの短期大学があり、それぞれ特色ある学部・学科を設置し、専門性の高い教育が行われていることで知られており、また、市民向けの公開講座やセミナーを開催するなど、地域に開かれた教育を積極的に行っています。
江別といえば、れんがの生産地としても有名で、1891年(明治24年)にれんがの製造が始まりました。現在でもれんがの一大産地になっており、「江別のれんが」が「北海道遺産」に認定されています。
北海道のやきもの文化を創造する施設「セラミックアートセンター」
やきもの文化を通じて作り手と使い手が交流する「えべつやきもの市」は、会場にずらっと並んだ陶芸作品や「れんがドミノ」などが楽しめる、道内でも特に規模の大きな焼き物イベントとして知られ、毎年7月中旬に開催されています。
令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず中止となりましたが、今後の開催が楽しみです。
えべつやきもの市
市内には今も、学校、サイロ、民家、倉庫など数多くのれんが建造物が現存していますが、中でも、国の近代化産業遺産・登録有形文化財でもある「旧ヒダ工場」は、れんがのまち江別のシンボル的存在で、2016年(平成28年)に商業施設「EBRI(エブリ)」に生まれ変わりました。施設内には、江別の特産品などを扱うアンテナショップや、江別産や道産の小麦と野菜を味わえるピザ店などがありますので、ぜひ、お立ち寄りください。
05EBRI(エブリ)
さて、小麦といえば、江別市は農業も盛んで、初冬まき栽培で有名な幻の小麦「ハルユタカ」をはじめ、乳製品の自家生産企業、ハム・ソーセージの製造企業などのほか、シーズンには多くの野菜直売所もオープンするなど、食いしん坊マーシャにとっては、魅力いっぱいのまちです。
江別では「ハルユタカ」の他にも「ゆめちから」や「春よ恋」などのブレンドに適した小麦が生産され、パン・めん・スイーツ・ビールなど江別産小麦を加工した商品も多く販売されています。
・希少品種「ハルユタカ」小麦をブレンドした、江別産小麦100%の寒干しラーメン「えべチュンら~めん」
・江別産「ハルユタカ」を使用した苦味を抑えたフルーティーな香りが特徴の小麦ビール「WEIZEN(ヴァイツェン)」
えべチュンら~めん
その見た目のかわいらしさから想像できない、茹で時間6分の本格派の味わいです。
小麦以外でも、
・江別産の酒造好適米「彗星」を100%使ったお酒「瑞穂のしずく」
・「江別のれんが」をモチーフにした「煉瓦もち」 などなど
特別純米酒「瑞穂のしずく」
すっきりした辛口の上品な味わいです。
試したい、味わいたいものが盛りだくさんです!
是非ご賞味ください。
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