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カテゴリ:国際交流
こんにちは、国際課欧米交流係です!
2020年に北海道がアメリカマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えたことを契機に、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています。 今回ご紹介するのは、札幌市出身の千田早織さんです。千田さんは、企業に所属しながらボストンの病院で一年間の海外研修を経験されたそうです。 千田さんの言葉は、留学や研究などで海外を目指している方に気付きを与えてくれることと思います。ぜひ最後までお読みください! <ご出身と、マサチューセッツとのつながりを教えてください> 北海道札幌市の出身です。自由な校風の北海道札幌西高等学校を卒業後、北海道大学で大学院まで修了し、2013年に医療機器メーカに就職し、現在は茨城県に住んでいます。ボストンには、会社の海外研修で2017年の10月から1年間住み、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究室に研究生として通っていました。 <マサチューセッツ(ボストン)に行かれたきっかけは何ですか> 会社で海外研修の募集があり、積極的に手をあげたのがきっかけです。 <マサチューセッツ(ボストン)での生活の様子や、日本との差を感じたことについて教えてください> どんな服を着ていても誰も気にしない自由な風潮がとても気に入りました。同じ研究室のスタッフは、大好きなアメフトチームのTシャツを普段着として着ていて「いいだろ?」と自慢してきたり、ボストンの冬は寒いので、みんなでお揃いかと思うくらい何人もカナダグースのダウンを着ていたり。 食事も好きなものを食べている印象でした。朝、リンゴをまるかじりして、ドーナツとコーヒーかと思えば、ランチには、食堂のサラダバーをてんこ盛りにして野菜だけ食べていたり。 日本では、いかに周りの目を気にしていたのかと思い直すとともに、視座が高くなりました。 写真1:住んでいた近くにあった公園の絵画 <マサチューセッツ(ボストン)でおすすめの場所を教えてください> ボストンは札幌と同じくらいの北緯42度で、四季があってお出かけがとても楽しい場所です。その中でも3月から11月に楽しめるボストンハーバークルーズのホエールウォッチングはオススメです!上空からクジラの群れを観察しているので、クジラに会える確率は95%、人生が変わります。ただし、かなり多くの人が船酔いしていたので、ハワイの船乗りはみんな持っているというジンジャーサプリメントを酔い止めとして服用していくことをお勧めします。 <北海道にとマサチューセッツ(ボストン)との交流にまつわるエピソードがあれば教えてください> SAPPORO出身だよとボストンでできた友人に話したとき、「SAPPOROはビールの名前だと思っていた」と言われ、苦笑いしてしまいました。それから、いかに北海道がビールだけではなく、いい所なのかアピールした結果、その友人はサマーバケーションの地に北海道を選んでくれました。私の北海道観光プランのアドバイスのお陰(?)で、その友人は北海道を大好きになってくれました。しかも、その友人は富良野でパートナーからプロポーズされました! 北海道は素敵な場所が、人が、ものが溢れています。北海道を離れるとそれがいかに素晴らしいものなのかがわかります。ぜひ北海道を出ることで、北海道の良さを実感してみてください。 写真2:ボストンで知り合えた掛け替えのない友人 <最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生へのメッセージをお願いします!> 実は入社時、TOEICの点数が435(大学入学レベルくらい)でした。会社に入るとコラボレーションしているドイツの方とビジネスで話す機会ができました。これが驚くほど喋れなくて、泣きそうになりました。しかし、とても人の良いビジネスパートナーだったので、楽しく話せるレベルになりたいという目標を持って英語を勉強し、ボストンで素晴らしい経験をすることができました。 留学することや研究することは目標ではないと思います。「何かをしたいから留学する」「何かを解明したいから研究する」のだと思います。「WHY」が原動力になると思います。ぜひ、「どうしたいか」「どうなりたいか」という自分の意志を持ってください。 千田さん、ありがとうございました! マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを今後も紹介していきます! バックナンバーはこちらからご覧ください。(マサチューセッツ通信のページ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.08 11:41:59
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