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2010.10.21
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カテゴリ:学習法
算数や数学の授業をしていて、最近とっても気になることがある。生徒の書く文字や図が小さいのだ。とくに男の子にその傾向が強い。どうしてだろう、と悩んでしまう。

ノートはムダに使え!

というのが、普段から私が言っていることだ。ムダという意味は、文字や図を大きくわかりやすく書こう、という意味だ。ノートは自分の思考そのもの。その図や文字が小さい、ということは、頭の中が“せせこましい”状態になっていることを示している。“せせこましい”思考では、いろんな方向から問題に光を当てることが出来ず、ちょっと複雑な問題になると“思考停止”になってしまう。

昨晩の中3の授業。円と相似の単元を学んだ。今年の中3はみん出来るので、ある程度の例題の後には入試問題に取り組む。こうなると、ノート1ページ分を使って図を描いたり、証明をかいたりということになる。ただ、中3の秋の段階でいきなりそうしたノート書きができるようになるのではない。小学生の段階から、易しい問題でもノートに図を描き、問題文の意味を確認していくクセをつけている生徒だけがそうしたことが出来るようになる。

ノートというのは、自分の思考過程そのものなのだ!

Mr.Hot Cake先生が、そのへんのところを今日のブログで上手に説明されているので ここ も参照してみて下さい。

とくに小学生の算数は、学校での学習が“ノートに図や式を書いてまでやらなくてよい問題”にしか取り組まないのが、ノートをとれなくなっている理由かもしれない。私立中受験をする生徒たちは、1週間にかるく1冊のノートはなくなっていく。入塾時に「ノートは10冊単位で購入して下さい」と私はお願いする。そのぐらいのペースでノートがなくなっていく。それが本当の勉強の姿だ。

ノートはムダに使え、の本当の意味がわかったときに、数学の問題を解いていく“おもしろさ”がわかるのだと思う。

ノートはムダに使え!

miyajukuの生徒たちは、私が言っている意味がわかるかなぁ。





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最終更新日  2010.10.21 17:28:07



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