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カテゴリ:進学情報
学校は、小田急線の鵠沼海岸駅か、江ノ電の鵠沼駅から徒歩8分ほどのところにあります。周りは戦前からの高級住宅街で、瀟洒な歴史を感じさせる建物も数多くあります。そんな場所ですから、学校の成り立ちも、地域の方たちが地域の教育のために設立した、というものだそうです。今でも、学校の運営には、保護者の方が大きくかかわっているとのこと。 学校は、一言で「リベラルな明るさ」につつまれています。これも学校の成り立ちと場所柄というものでしょう。校舎も開放感にあふれていて、外に広く開かれているといった感じがします。昨年、校長先生が代わられて、そんな学校をさらに前に進める改革をいろいろと進めていらっしゃる、そんな感じを私は受けています。 今春の大学進学実績は、「東大2名をふくむ国公立大/15名、早慶上智+理科大/34名、GMARCH/64名、自治医科大をふくむ医学部/8名、薬学部/16名」などというもの。卒業生は197名です。生徒の1/3以上は、現役でGMARCHに進学していることになります。首都圏模試の80%合格ラインはSS55(女子はSS54)です。入学者のレベルから考えると、悪くはありませんが、まだまだ伸ばして欲しい、というのが正直な感想です。 一昨年、昨年の説明会から考えると、今日の説明会は「進学指導」にチカラを入れていることがはっきりとしていました。どちらかというと、文科省が総合教育を提唱するずっと以前から総合教育にチカラを入れ、生徒の自主性を重んじてきた学校です。進学指導は後回し、といった印象を持っていました。そんな中、数年前に受験者数が激減し、学校も気づいたところがあるのでしょう。今日の説明会では、朝講習や放課後講習など、大学進学指導の説明にかなりの時間が割かれていました。 「社会の進歩に貢献する、明朗で実力のある人間を育てる」というのが学校の理念だそうです。私はこうした「リベラル」な学校は基本的に大好きです。ただ、一歩間違えると「野放図」になっていきます。そこのバランスをどうとるか。ここが難しいところでしょう。 私立の学校に対する保護者の最大の希望は、しっかりとした大学進学です。同時に、子供たちが社会に出てから、たたかっていける力強さを身につけること、も学校にもとめているはずです。そのために年間100万円近い授業料を負担するわけです。 湘南学園。頑張って欲しい学校のひとつです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.07.06 14:30:33
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