NHKは、法律で、すなわち国民の多数決で、その運営を縛られている。その法律である「放送法」によれば、「中波放送と超短波放送とのいずれか及びテレビジョン放送がそれぞれあまねく全国において受信できる」とある。「あまねく」は、地域をさしているが、放送を視聴するのは人間だから、全ての人間が視聴に値するものを放送しなければならないわけで、多数というわけにはいかないから、番組の視聴率を、うんぬんするわけには、いかないのである。もともと、視聴率は、民放がスポンサーを取得する為の「道具」であって、NHKが使うべきではないのである。NHKが使うべきは、各々個人が、どの程度NHKによる放送を「受信」出来るかなのである。24時間の中で、何時間、視聴可能であったかを示すべきなのである。多様な個人を相手にするのだから、全員24時間は、不可能である。では、何時間なら妥当と考えて、番組編成をしているのだろうか?かかる視点で番組を編成している意図は感じられなくもないが、「視聴率」のように、具体的な数値として示したことはないように記憶している。
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Last updated
2013.04.04 08:21:27
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