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eとπで、ふと、思い出したので、
画像の本「初等幾何学作図問題」を引っ張り出して来た。 ![]() この本の初版は、昭和27年である。 購入したのは第5版で、家庭教師の参考書として使っていた。 もっとも、探していたというより、本屋で出会った本である。 昭和60年代半ばのことであったかと思う。 家計簿を引っ張り出せば、正確にわかるのだが... 内容は、 定規とコンパスで描ける図形の話に始まり超越数eとπに及ぶ。 こんな定理も登場する、 「固定円が中心無しで与えられているとき、 その中心を定規のみで、作図することはできない」 この本を読み進めるのは、なかなかに骨である。 版をかさねても、序文は初版のままで手が入っていないようである。 その為か、漢字も旧字体のままなのである。 だから、第5版というより、第5刷というべきかもしれない。 実際、印刷の上がりも、そんな風情である。 著者の窪田博士は、1885年の生まれである。 幾何の作図に興味のある人には、格好の本。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.26 20:26:52
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