テーマ:政治について(19835)
カテゴリ: 藻緯羅の放談
恐らく、順調に安倍内閣は誕生するだろう。
この内閣の最初の仕事は、1票の格差の是正。 今の裁判所の態度では、次は無効判決だろう。 安倍政権自体が、よって立つ所を失うことに。 しかしながら、判決時の制度に、 1票の格差の改善が見られれば、 裁判所は、無効判決を回避するかもしれない。 緊急避難として、当面の回避策で凌ぐしかないが、 国会制度の改革...というか... 国会制度の「確定」も急ぐべき仕事である。 「憲法改正」には踏み込みたくないから、 「二院制」維持での合意は可能であろう。 検討されるべきは、選挙制度ということになる。 まず、「一票の格差」を、どう考えるのか? 藻緯羅は、「一票の格差」はあってもいいと考えている。 もっとも、なくても構わないとも思っている。 肝心なのは、「基準」である。 ここは、裁判所の意志に合わせて「有権者」としよう。 「衆議院」は、今しばらく、小選挙区制を続けよう。 但し、訳の分からない「比例」は廃止すべきである。 「小選挙区」一つなら、両区の取り違えもなくなる。 その上で、「敗者復活制度」を設ける。 現在のものとの違いは、 全国・全候補者を対象に獲得票数順に復活させる。 落選者を獲得票順に並べて、上位から復活する。 何人を復活させるかは、その時々で変わる。 則ち、「一票の格差」が解消するように、 「小選挙区」の区割りと合わせて設計する。 名付けるなら「変動中選挙区制」というところか。 この方法だと、無理な区割り設計を行わなくても、 全国的に見て獲得票の多い候補者から当選できるので、 「一票の格差」の解消は、より容易に実現できる。 選挙運動自体は、狭い区域で行われるし、 投票も、全国の候補者に対して行うわけではない。 しかし、 全国を睨んで復活させるので「一票の格差」が減ずる方向に、 制度自体が働くのである。 「参議院」は、 有権者基準の「一票の格差」を解消したいなら全国区一つにする。 これなら格差は無く、運動の方法で種々の「選挙区」が産まれる。 公明党方式で、地区別に選挙運動をやるもよし、 同一年代層を狙って全国を駆け巡るもよし、 ベッドタウンだけを狙うもよし、様々な層の代表が誕生する。 インターネットの活用は、参議院で試行してみればいい。 全国的な選挙運動になるから、プラス面が多いだろうし、 マイナス面も現れるはずだから、試すには適当であろう。 さて、安倍政権は真剣かつ優先して取り組むだろうか? 経済や外交問題は、庶民に理解しづらい面も多いから、 誤摩化しが効き、煽動もしやすい「課題」である。 一方、 「選挙制度」は、理解し易い課題であり、 また、理解し易い「選挙制度」でなければならない。 つまり、誤摩化しは嫌われ、真摯な議論が必要である。 「議員」や「大臣」に居座りたい人種には、 避けたいテーマなのであろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.20 07:32:17
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