田崎正巳のモンゴル徒然日記

今回は前回と違い、主催が「一般社団法人モンゴルセンター」だそうです。聞いたことなかった団体ですが、ネットで見るとなんと事務所は銀座４丁目だそうです。へー、お金があるんだなー。

そのHPを見ると、よくある「日本とモンゴルを結びます」的なメニューがずらっと並んでおり、ビジネスマッチングから観光旅行手配、モンゴル語の授業からモンゴル料理教室までなんでもござれです。

でも、一体いつだれがこういう組織を立ち上げたのでしょうか？「モンゴル国商工会議所・日本」なども一時は頑張っていましたが、現実的に日本とモンゴル間の実際の交流がほとんどないので、組織を維持するだけでも大変だという状況は承知しています。

モンゴルと縁ができて１６年にもなろという私も、この団体のことは全く知りませんし、沿革も書かれていないのでわかりません。

HPに「モンゴル新着ニュース」というのがあるので、日本語で書かれているのは限られていることもあり、「これはいいな！」と思って開けてみると・・・

最新ニュースは「２０１７年４月１７日付け」でした。しかも白鵬関連の記事を読もうと開けてみたら、なんとスポーツ報知の記事です。

日本の新聞社の記事です。これなら翻訳不要です。その上、記事は昨年４月ごろと古いです。

まあ、本気で「モンゴルの最新ニュースを日本語で日本の皆さんに届ける」という努力は皆無であることは、この記事からもわかります。

以前もこのブログで書いたことがありますが、日本にはモンゴル関連の諸団体が意外なほどたくさんあります。HPなどを探っていくと、もう何年も更新していない団体もあります。

でも私は、これらは「いい加減な奴ら」だなんて全く思いません。

恐らく志高く、本当に日本とモンゴルを結び付けたいと願って発足した団体は多いことでしょう。が、そのほとんどが補助金等以外で生き延びるすべがなく、縮小・閉鎖していたのではないかと推察します。

それだけ、日本とモンゴルの間には「ほとんどビジネスがない」と言うことなんだと思います。

そうした中、「一般社団法人モンゴルセンター」を支援したい、と思われる方はこうしたレセプションに参加されるのも良いかもしれません。私は昨年経験させていただいたので、今年は昼間のセミナーのみの参加となるでしょう。

今年こと、日本とモンゴルの交流でいい年になりますように！