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田崎正巳のモンゴル徒然日記

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2021.12.10
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日本沈没というテレビドラマが放送されています。12月で放送終了ですが、その内容よりもモンゴルが登場したので気になっていました。

この原作は作家の小松左京が今から48年も前に書いたSF小説ですが、それをベースに現代風にアレンジした物語です。原作はなんと385万部も売れた大ベストセラーでした。私は読んだことはありませんが、当時話題になったことは覚えています。

これは近い将来(テレビでは半年とか1年後)に日本列島が沈没するという話です。物語の後半は、沈没することがわかったので1億2千万人の日本人をどう生き残らせるかというストーリーが中心になります。

世界中に日本人を移民として移住させようという計画です。私はそれを見ながら「世界的に見ても移民の受け入れに最も閉鎖的な日本政府が、こういう時には世界中に移民先をお願いする」のは虫がいいなと思っていました。

そして「これが現実になったら、私はどうするんだろうか?」と自問し、「多分、モンゴルに行くんだろうな」とも思いながら見てました。そしてその「モンゴル」が番組で言及されたのです。

移民の必要性が考えられはじめた当初は番組内で「国土や対日感情を考えると、現実的にはインドかモンゴルくらいしか考えられません。」と、最初の移住先候補として出てきたのです。これには、私もストーリーの流れからなんとなく「モンゴルは候補だろうな」と漠然とは思っていたものの、現実に言及されてちょっとびっくりしました。

確かにいくら対日感情がいいと言っても、国土が狭く、テレビドラマとしては対中関係も考慮すれば台湾を出すわけにはいかないでしょう。お隣の韓国も対日感情という点では論外でしょう。

番組ではいろんな取引条件が考慮され、最初の大規模移民先として、中国とアメリカが出てきました。アメリカはともかく、今の共産党中国に移民したい日本人なんているはずないのですが、そこは大手テレビ局ですから、中国にある人権問題には一切触れずに、何の問題もない平和な国のごとくに中国を登場させていたのには違和感がありました。

ですが、なんせこちらは1億2千万人ですから、とにかく移民先の確保が最優先です。で、結局、中国は1000万人、アメリカが700万人の受け入れを表明したということで、その後の移民先確保が一気に進みました。だけど、そこにはなんとロシアのシベリアもありました。

中国やロシアに「こちらからお願いして受け入れてもらった日本人」なんて、現地では人権もないような労働者として半奴隷のような扱いをされるのは目に見えていますが、そこはノー天気なTBSですから、さも優しい友人が招くように描かれています。人権無視の共産党中国がいいか、シベリア抑留の再現がいいかは、人生最低の選択肢となるでしょう。

で、モンゴルです。移民先として最初に登場したものの、その後特段番組内では話題になりませんでした。が、世界60か国くらいが受け入れを表明し、なんとか1億2千万人の受け入れ先が確保できたという地図を見た時にびっくり。

中国1千万人受け入れだとして、中国の人口14億人の0.7%です。アメリカは700万人なので人口3.3億人の2%です。なのになんと人口3.3百万人のモンゴルに日本人3百万人が受け入れられるというのです。ありえないでしょう!!

この番組製作者は、単なる数合わせ以外には何も考えていないのでしょう。自国の人口と同規模の移民受け入れをする国が一体どこにあるというのでしょうか?確かにこれはフィクションですし、全部架空の話であることは分かっています。

ですが、モンゴルという実際に存在する国を取り上げ、しかもその他大勢の50数か国ではない、最初に候補地として取り上げたモンゴルは、この番組内ではもう少し真面目に検討されるべき国だと思うのです。

という怒りは別にして、SFらしく空想することも可能です。300万人はともかく、大量の日本人がモンゴルに移住することになったら、一体どこへ行くべきでしょうか?ウランバートルはもちろんもう満杯で無理です。トゥヴ県(UBの周囲の県、関東の1都3県の3県みたいな場所)もダメでしょう。そうなると、もっと離れたところがいいでしょう。私なりに空想してみましょう。

  • モンゴル-地方行政区分-地図.jpg


最初の候補地は、ウランバートル北部のセレンゲ県。ここはモンゴル有数の農業地帯です。モンゴルのほとんどが乾燥ステップの遊牧地帯であるのに対して、セレンゲ県は広大な農地が広がっています。昔の北海道の開拓民ではないですが、日本人の農業経験者を中心に歓迎されるような気がします。

次の候補地は?残念ながら、どこも似たような条件なので決められません。ですが、敢えて候補をあげるなら、フブスグル県やヘンティ県でしょうか?南のゴビ周辺は乾燥しておりほとんど緑豊かな樹木がありません。

ですが、この両県の北部にはタイガ地帯というか、森林地帯があります。砂漠、砂礫の乾燥地帯と森林地帯を比べれば、日本人には森林が近いほうがいいかなと思う程度です。大した理由ではないですね。

個人的に興味があるのは、西の方です。具体的には、オブス県やホブド県です。産業はほとんどないでしょうが、景色は素晴らしいと聞いています。将来的な観光開発ができるかもしれません。

とまあ、原作がSFだけに最後は単なる空想になってしまいました。モンゴル経験をお持ちの読者の方に尋ねてみたいですね。モンゴルに移住するとしたら、どこがいいですか?もちろん、UB,トゥヴ、ダルハン、エルデネットなどの都市部は除きます。





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Last updated  2022.02.06 20:49:14
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