福島原発汚染水処理 下
寺島さんは、福島原発の処理水からトリチウムを除去する技術はある。数兆円規模の費用がかかるがこれをやれば、海洋放出に反対している中国や韓国をだまらせられるだけでなく、逆にそれらの国に対しても放射性物質の放出をやめるように言える。日本政府にはそうした大胆な発想が必要なのではないか。といった趣旨の発言をしました。トリチウムは水と同じなので分離が難しく、そのままモルタル化するしかないと思っていました。調べたら、近畿大学がその方法を開発したことを知りました。汚染水からトリチウム水を取り除く技術を開発 東日本大震災の復興支援プロジェクトから生まれた汚染水対策 - 大学プレスセンター (u-presscenter.jp)【研究の概要】 トリチウム水は、水と化学的性質がよく似ていることから、従来の除染技術では、汚染水から水とトリチウム水を分離することは困難とされていました。井原ら研究チームは、炭やスポンジのように多量の小さな穴を持つ構造「多孔質体」と、ストローのような細い管を液体につけた際に、液体が管の中を上がっていく現象「毛管凝縮」に着目し、この現象を除染技術に応用するため研究を進めてきました。 完成した多孔質体は、直径5nm(ナノメートル)以下の大きさの微細な穴「細孔」を有し、毛管凝縮によって細孔内に水とトリチウム水を取り込んだ後、トリチウム水を細孔内に保持したまま、水だけを放出する機能があります。この多孔質体を格納した装置(フィルター)によって、汚染水からトリチウム水を高効率に分離することができます。 また、多孔質体を加熱することで、細孔内に残ったトリチウム水を放出し回収することができます。装置は繰り返し利用できるため、低コストでのトリチウム除染が可能です。 本研究成果により、汚染水の容量を削減することが可能になり、汚染水の保管場所問題の改善が期待されます。 なお、本研究成果は特許協力条約に基づく国際出願を行っています。 【本件の背景】 東京電力福島第1原子力発電所で発生している汚染水に含まれるトリチウムの放射能の量は3400兆ベクレルと報道されています。これは5.7×10-9%程度の極めて低い濃度であることから、従来の蒸留法や電解法の装置では効率的に除去することはできません。そのため、トリチウム水を含んだ汚染水貯蔵タンクの増設は避けられず、広大な保管場所を確保する必要があります。 今回開発した技術によれば、東京電力福島第1原子力発電所 事故現場でのトリチウム汚染水対策として、また、原子力発電所内で発生するトリチウム汚染水対策として期待されます。今回の研究は、近畿大学が東日本大震災の復興支援として取り組んでいる「''オール近大''川俣町復興支援プロジェクト」の一環として行われました。2018年の発表です。このほかにも、遠心分離機や気化させてトリチウムを抽出する方法があるようですが、寺島さんがどんな方法を念頭に置いているのかは不明です。しかし、そもそも処理水って何なのでしょう。通常の原発排水と違って、福島の汚染水はデブリにふれた排水です。グリンピースは、こんな指摘をしています。「トリチウム水」とか「処理水」とか「汚染水」とか…結局どれが正解なの?汚染水から多核種除去設備 (ALPS)で放射性物質を分離させた水を、電力会社や政府は「処理水」と呼んでいます。この「処理水」の中には、ALPSで除去できないトリチウムや炭素14が残されています。除去することになっているストロンチウム90、ヨウ素129、ルテニウム106、テクネチウム99、プルトニウムなども基準値を超えて残留しています。東京電力や政府、大手メディアは「処理水」にはトリチウムしか含まれていないように表現していますが、実際には他にも放射性核種が残されていることを認めています。すなわち、いまタンク内にある水は「トリチウム水」などというものではなく、「汚染水」。東電はタンクの水を二次処理してもう一度放射性核種を取り除き、海水で希釈して海に放出するとしています。でも、いまの段階ではこの二次処理がうまくいくかどうかわかっていません。もし二次処理が成功しても、トリチウムと炭素14は取り除けずに残ってしまいます。*炭素14の半減期は5,730年タンクが満杯というのも?です。原発内にも、近隣地にもスペースがあり、土地提供者もいます。都合の悪い情報は伏せて、汚染水を処理水と言い換えるようなやり方に疑問を感じます。情報を公開して、慎重にやるべきでしょう。グリンピースは、こんな提案もしていて、関係者を納得させるものではないでしょうか。海洋放出以外の処理方法は?原発近くの元住民の中には「自分が住んでいたところに、あんなタンクが並べられているのは見ていられない。早くなんとかしてほしい」という方もおられるそうです。汚染水問題に対し、さまざまな立場の人が、それぞれに異なる意見をもつのは当然のことです。でも、この計画については、決定の過程があまりに拙速で非民主的で、科学的な検証も不十分でリスクが高く、海洋放出以外の処理方法も十分に検討されたとはいえません。グリーンピースは、欧米で運用されているより高精度な多核種除去設備で限界まで放射性物質を取り除いた汚染水を、現行のタンクより堅牢で大型のタンクに移し、さらに高度な除去技術を開発するのが、現段階では最善の解決策と考えています。今さら聞けない「汚染水」のホントとウソ、まとめました - 国際環境NGOグリーンピース (greenpeace.org)【署名】放射能汚染水を海洋放出しないで (greenpeace.org) 参考:サンデーモーニングで寺島実郎が処理水からトリチウムは除去できるとコメント! | 政治家・芸能人・アスリートの気になるところをピックアップ (moussepuff.jp) 前田家限定クーポン配布中! おつまみ おやつ 珍味 揚げ グリンピース 600g ほどよい塩味 豆の甘み サクサク食感 がクセになる グリーンピース 栄養豊富 豆 ビーンズ ポイント消化 買い回り 送料無料価格:1,298円(税込、送料無料) (2023/7/10時点)楽天で購入