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カテゴリ:スピリチュアル(精神世界)
“すべてはひとつにつながっている”と聞いたことがありますか? なんだか、RPGのゲームの敵キャラが言いそうな言葉のように聞こえますが。
「ふっふっふ、すべてはひとつにつながっているのだよ!!」
さて今回は、バシャールの存在の法則の3つ目を見ていきたいと思います。「ワンネス」という言葉を見ていきましょう!
「ワンネス」とは?まず、「存在の5つの法則」の3つ目を、あらためておさらいしてみましょう。
「すべてが1つで、1つがすべて。あらゆるものは、ひとつのものからできている」
「すべてはひとつであり、ひとつはすべてである」
これは、別の言い方だと「ワンネス」という言葉です。ワンネスとは、簡単に言えば「すべてはひとつにつながっている」ということです。
スピノザの「汎神論」それでは昔の哲学者は、この「ワンネス」について何と言っているのでしょうか。
オランダの哲学者であったスピノザの思想は「汎神論」というものです。これは、物体も精神も含め、世界のあらゆるものは神のもつ性質のあらわれだと考える哲学観です。スピノザは、人間の意識も身体も自然もすべてひっくるめて1つの神と考えます。
スピノザによると私たちは自然の一部です。そして、「神即自然」といわれる、自然は神がつくったものではなく、神そのものだと言います。
つまり、その中に含まれる私たちの精神と身体も神の一部です。神と世界は同一であるというこのような考え方を「汎神論」といいます。
「永遠の相の下」と「集合的無意識」またスピノザは、自分の行動は自分の意志によるものではない、と「永遠の相の下」という表現をしています。
スピノザは人間には自由な意志はないと考えます。人間は神の一部なので、神の考えのもとに動いています。そして私たちはそのことに気づいていません。
すべての状況も自分の意志でそうなったのではなく、行動の原因が複雑で、自分ではわかりにくくなっているだけなのです。身に起きていることは自然現象の一部であり、永遠の中の1コマにすぎないのです。
さらに時代は進み、フロイトやユングなどの人物が登場します。デカルトの「我思う、ゆえに我あり」以降、自我とは自分の意識のことであり、意識は理性でコントロールできるというのが哲学の常識でした。
ところがフロイトは、人の行動の大部分は理性でコントロールできない無意識に支配されていると考えました。さらにユングは、人間には個人の経験による無意識のもっと奥底に、全人類に共通した集合的無意識(普遍的無意識)があるのではないかと考えました。
人間の行動は、無意識に支配されています。「無意識に避けてしまう」「無意識にしてしまう」など、私たちは気づいたら社会の一部となっているのです。
あなたの役割とは?スピノザの思想は、「身に起きていることは自然現象の一部であり、永遠の中の1コマにすぎない」というものです。けれども、その1コマはあなたがいないと成り立ちません。
スピノザの考える神は、あなたのスペースをあなたのために空けています。「あなたが何をするために神はあなたに自然の一部を確保しているのか?」、それを考えることが人の幸せであると、スピノザは主張します。
カレンダーの過ぎた日にバツ印をつける人もいるのではないでしょうか。このバツ印をよく見ると、印は角ですべてつながっています。これは、過ぎ去った日々が、すべてがつながっており、すべてに意味があるということです。
神、自然、無意識、言い方はさまざまありますが、それらはあなたに何かしらの役割を与えています。そして、あなたはその役割を直感できるのです。
はい! いかがだったでしょうか? 今回は、バシャールの存在の法則の3つ目である「ワンネス」についてまとめてきました。
すべてはつながっており、そして、あなたが存在するということは、何かしらの役割があるということなのかもしれませんね。「自分らしく生きる」というものが、その役割につながるのかもしれません。
さて明日も、バシャールの存在の法則の続きをやっていきますので、お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考文献】 ・風の時代を幸せに生き抜く方法 [ 本田 健 ]・哲学用語図鑑 [ 田中正人(グラフィックデザイナー) ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021/12/02 07:30:05 AM
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