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カテゴリ:愛について
前回は、「愛と欠乏感」というテーマでまとめてきました。愛とは、誰かからもうらものではなく、自分の中から湧き出てくるものです。ですから、欠乏感を感じたときは、「ちゃんと自分を愛せているか」と自分に聞いてみることです。
さて今回は、「愛と怖れ」というテーマでまとめていきたいと思います。「愛とは、怖れを手放すこと」と言いますが、愛と怖れは、どういった関係なのでしょうか?
怖れの反応とは?怖れのような、ネガティブな感情を感じているとき、自分で自分を満たすことができていないときだと言えます。また、自分の心のやすらぎを目標とするのを忘れているときです。そのとき、与えることよりも、得ることに関心が向いています。
嫌な感情が出てくるのは、足りていない、満たされていないなどの考えにフォーカスしているときです。それは、「イライラする」「憂鬱だ」などの状態も、怖れに反応していると言えます。
あなたが、喜びの体験していないときは、怖れに反応しているときです。それは、自分の心のやすらぎを唯一の目標にしなかったときです。そして、自分が満たされていないために、相手から奪おうという気持ちが出てきているのです。これが怖れの反応です。
攻撃とは防御のこと怖れから生じるものとして、攻撃があります。攻撃とはつねに、怖れと罪悪感から生じるものです。
何らかの脅威を感じると、人は防御反応を示します。そして次に、自分の強さを示そうと、攻撃の行為に出るのです。攻撃とは、相手を弱体化させてでも、自分の強さを思い知らせようとする防御反応なのです。
しかし、攻撃や、怒りが、心のやすらぎをもたらすことはありません。私たちはつねに、「愛」か「怖れ」のどちらかを表現しているのです。
怖れの正体は、「救いを求める声」です。また、「愛を求める声」だとも言えます。
心のやすらぎのために、自分の内側を満たしましょう。心のやすらぎに必要なのは、ものの見方・感じ方を決める権利は自分にある、と自覚することです。
愛と怖れ、どちらを選ぶのか?怖れにフォーカスすると、さらに怖れが大きくなります。同じように、問題にフォーカスすると、問題ばかりに焦点がいきます。
問題解決のときに注意したいのは、「私のほうが正しい」「いや、私のほうが正しい」という綱引き状態にならないことです。相手の怖れと同調すれば、お互いの怖れは、どんどんと強まるばかりです。
なので、まず、自分から怖れを手放すことです。それによって、相手も怖れを手放しやすい環境ができるのです。
その人に、学ぶ用意ができるまで、学ぶべきことは現れません。問題としてとらえるのではなく、一つ一つ「学びの機会」として見れることで、喜びと幸福を感じることができます。
怖れではなく、愛を選び続けることで、人とのかかわりの性質や本質を変えることができます。愛と怖れを、同時に経験することはできません。どちらを選択するのかは、つねに私たちに選ぶ権利があるのです。
いかがでしょうか? 今回は、「愛と怖れ」というテーマでお届けしてきました。
自分が満たされていないと、怖れや、相手から奪おうという気持ちが出てくるようです。怖れを感じているときも、「ちゃんと自分を愛せているか?」と、自分に聞いてみることが大事なのではないでしょうか。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
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Last updated
2024/02/17 07:30:08 AM
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