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カテゴリ:荒川区
田端について語るべき事柄はもはや何一つ残されてなどいないのです。無論、ぼくのような無学で不勉強な人間だからこそそういう下らぬ結論に達するのであります。せっかく日夜ちょこまかとあちこちと町を巡っている訳だから、その町の歴史とか地理とかに目線を送ってみれば単に呑むだけに留まらぬ深みのある一夜を過ごせるのではなかろうかなどと思ってもみるのです。思いこそするけれど、なかなかそれも難儀なのです。今ならポケットに文庫とか新書をねじ込まずともスマホ一つでそれなりに知識を高めることもそう難しい事ではないはずです。そうか、そうだよなあ、じゃあ早速今晩から出向いた町の知識を一つでもいいから記憶に詰め込んで歩いてみる事にします。慌てず焦らずに記憶を伴走者とし、町の記憶ともシンクロしながら呑みに向かうというのはなかなかオツなものに思えるのだけれど、ここまでの文章を書いてすでに数日が経過しているのに未だに実践していないということは、そんなタモリ風の散策スタイルはぼくには当分無理ということでしょう。
唐突ですが、たまには専門系らーめんというのも悪くないものです。というかあっさりさっぱりラーメンばかりでは飽きてしまうかもしれぬから、ついたまに専門系のらーめんに浮気してみたくなるのです。そしていつだって一般に中華そばと呼ばれるものと専門系ラーメン店のそれとは違ったものであると思い知らされるのです。この夜は、「らーめん処 歩や」 というお店にお邪魔しました。本当はお向かいの見た目は新しいけれど、品書きはいわゆる町中華のそれを踏襲するお店に立ち寄るつもりだったのですが、生憎とお休みのようです。さて、店内はまだ一人お客さんがいるだけで、この方もチューシューなんかを肴に呑んでいます。ぼくも無論呑むことにして、さて肴はどうしようかとしばし迷ってシンプルにラーメンのみいただくことにしたのでした。こちらはチャーシューや煮卵などのおつまみメニューも品揃え豊富でありまして、ホワイトボードに5種程度ですが日替わりの肴もあって、呑みにも使えそうです。しかしそれを我慢してラーメンのみにしたのはたんにケチなのとこれ以上食うとこの先呑めなくなるからで、かといってラーメン店でラーメンを食わずに席を立つ勇気もなかったのでした。ハーフサイズのラーメンなんかが頼めるといいのにといつも思うのです。多少割高であっても構わぬから検討してもらいたいものです。で、久しぶりにいただいた本格的なラーメンですが、やはりこれはこれで旨いものだなあ。でも魚粉が大量にまぶされていて、これはやはり尿酸によくないんだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/04/09 08:30:04 AM
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