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カテゴリ:大田区
現在、ぼくは湯船につかることは滅多にありません。めっきりシャワー派で極力短時間で済ますことを優先しています。風呂の時間がもったいないからというのが最大の理由ですが、それ以上に風呂が苦手なのです。衛生面についても思うところがあるけれど、それよりも大きな問題があるのです。ぼくは汗っかきなので熱い湯が嫌いなのです。40℃の湯でも5分もつかると汗だくになります。風呂から出て汗だくってのはどうにも不快なのです。風呂上りにはさっぱりしていたいから、夏場になるとゆるま湯のシャワーを浴びて、頭や体を洗った後はほとんど水の状態でしばし浴びるということをしないとさっぱりとなれない。なので、銭湯や温泉には人並みに興味はあるけれど、湯につかるのが5分以内と非常に効率が良くない。衣類の着脱も面倒ですしね。といった次第で戦闘でひとっ風呂浴びてから最寄りの酒場で呑むっていう行為には非常に興味を抱いているけれど、実際には酒場で席に着いてもしばし汗が滴るっていうことになるのが目に見えているのです。でも、ここまでの文章を読むとお分かりでありましょうが、もし仮に38℃位のゆる湯の銭湯や温泉があれば喜んで訪れるところですが、現実にはそういった施設はほぼなさそうです。なので、湯上りの一杯はまだまだ先の定年退職後に時間がたっぷりできてから自宅でやるしかないのだろうなと諦めているのでした。
でも西馬込駅、久が原駅、池上駅のいずれからも10数分掛かる住宅街の中に「久が原湯」という天然温泉が売りの銭湯があります。ここなら日中の汗を流してすぐに酒を呑めるという絶好の環境にあるのです。なにせお隣が「とと喜」という酒場なのだから、酒吞みであれば湯上りの牛乳はぐっと我慢してすぐさまにこちらに移動するべきです。近くには蒲田を抜けて東京湾に注ぎこむ呑川がちょっと気分を盛り上げてくれるのです。ともあれ風呂を苦手とするぼくは銭湯は見て見ぬふりを決め込んでさっさと酒場に足を向けます。6時を回っているのに暖簾が仕舞われていて一瞬不安を感じますが、扉は開け放たれているので(つまり空調無しということです)営業はしているみたい。狭い店内には3名の先客がいます。強面オヤジにヘロヘロのしょぼくれたじいさん、ちょっとチャラそうな外見のあんちゃんとなかなかに濃さそうな面々であります。店主は頑固そうなジジイを想像していましたが、思ったよりお若い男性でありました。とりあえずレモンサワーを頼むと、カウンターにたっぷりと用意された生レモンを絞って入れてくれてしっかりと酸味が強くて美味しいなあ。それにしても写真ではよく伝わらないと思いますが、相当に使い込まれた店内であります。もつ焼きのテイクアウトを求める客への対応で忙しそうでお話を伺う暇がなかったのは残念です。というのが、二日酔いで酒を呑み切れない若者が支払いしようとするといらないよと言ってあげたり、じいさんが腹を空かしているのを見透かして自分用の弁当を譲ってあげたりと、とんでもない人格者に思えたからきっと話をしても気持ちよく応対してくれるんじゃないかと思ったのでした。ぜひまた行きたいですねえ。ただ夏場は湯上りはちょっと厳しいかな。冬場だったら長湯しなければ湯上りの一杯を楽しめるかなあ。 すぐそばに「居酒屋 みちのく」という妙に気になる酒場がありましたが現役ではないのかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/07/04 08:30:06 AM
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