鳥取県側から登る毛無山
毛無山登山は毎回、岡山県新庄村から登りますが、今回初めて鳥取側から登ってみました。鳥取県側の登山口は、以前紹介した俣野川ダム・サージタンクの場所からになります。サージタンクの場所まで林道を車が走れますので、この場所がすでに標高775メートルとなります。広場に車を停めて出発です。朝がまだ早かったので、雲海が少し残っていました。大山頂上辺りは雲に覆われています。歩き始めて30分程で見晴らしの良い展望台に到着します。ここからは大山・烏ヶ山・蒜山三座などが展望出来、本当に素晴らしい眺めで、ここまで来るだけでも天候の良い日には価値があると思います。展望台のすぐ下で可憐に咲く、マツムシソウを見つけました。マツムシソウは葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草ですが、高地では枯れずに二年目の葉を出す多年草だそうです。その後も気持ちの良い登山道が続き、紅葉の季節に訪れると最高に良いだろうと思いました。その後、約40分程で稜線分岐まで登りました。左に行けば白馬山方面、朝鍋鷲ヶ山へと続くルートで、ここから右が毛無山へのいつもの道となります。この辺りは、カタクリの群生地として知られ、登山道にもカタクリを踏まないようにテープが張られています。分岐から20分程で毛無山山頂です。初夏にも来ましたので、今年はこれで2回目となりました。この頃には雲が出てきて、岡山県側は良く見えましたが、残念ながら鳥取県側は見ることが出来ませんでした。頂上でしばらく休んでから、また同じ道を下山しました。新庄村の方が眼下に見えています。今回初めて鳥取県側から登ってみましたが、ルートが違うと山の印象も全く違っていて、以前登った烏ヶ山の逆コースも面白かったですが、今回も充分変化を楽しめた登山となりました。