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テーマ:今日聴いた音楽(74149)
カテゴリ:ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)
今日は宝塚月組公演に行ってきました。
この公演はまた観るので今日は特に感想はなしで。 終演後、よく呑んだ^^; アリスの12枚目のシングル曲。1978年3月5日発売。 A面「涙の誓い」 作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 石川鷹彦さん この曲を初めてライブで聴いたのは1978年3月19日(日)大阪厚生年金会館大ホールでした。 異常なチケット争奪戦になったコンサートとしても有名です。 1977年10月5日に「冬の稲妻」を発売して、じわじわヒットして年明けた頃にはベスト10入り。 1977年12月19日大阪厚生年金会館での「トワイライトタイム・コンサート」の時もチケットは ソールドアウトでしたが、1978年以降の異常な盛り上がりはまだなかった。 12月のコンサートでもじわじわ来てる兆しは感じましたが・・・。 「冬の稲妻」「涙の誓い」が大ヒットして初めての大阪公演。 何と!1列目のチケットが届いてうれしかった! ハタケヤマさん感謝^^ イベンター会員先行発売で取れたチケット。 1978年3/19のコンサートはこれまでと少し趣が違うというか、 それまでアリスをずっと観て来た者にとってはセットリストにしても通常コンサートとは 何か違うように感じたかも知れない。 コンサート前半にべーやんのソロアルバムから「君がいるから」「老人」の2曲、 そしてべーやん一人で歌う「帰り道」が前半〜中盤にかけて歌われました。 (3曲ともアリスとして演奏でちんぺいさんがバッキングコーラス) 1977年12月14日初日の「トワイライトタイム・コンサート」ツアーでもその兆しはあって 「ラストチャンス」「ハートブレイク」「老人」とべーやんが他のアーティストに提供した 楽曲やソロアルバムからの選曲が多くなってた。 この頃、既にちんぺいさんの体調が悪かったのかも知れない。 それか、べーやんを押し出す戦略でべーやんリードボーカルの曲の比率を高くしてたのか…。 年明けて1978年春のツアーは半分ほど過ぎた頃にちんぺいさんは倒れて入院。 8月末の武道館まで舞台で歌う事はなかった。 1977年末〜1978年春のセットリストと言えばちんぺいさんリードボーカルで歌う曲は それまでのコンサートと比べると少なくなってましたが、ハードな物が多く、 「スナイパー」「熱い吐息」「涙の誓い」や、音域の広い「冬の嵐」「砂の道」など。 「今はもうだれも」「冬の稲妻」に関しても今では考えられないほど、 やや乱暴で激しくガナッて歌ってたりしてました。(1977年の「冬の稲妻」は3人だけの演奏) この頃の「熱い吐息」を聴いた人は分かると思うけど、もの凄い気迫で歌ってました。 ガナリ声もキバリ声も限界に近いほどの声量でめちゃくちゃカッコ良かった! でも、それはかなり無理してたのかも知れない。喉への負担は凄かったんじゃないかと思う。 「熱い吐息」を発表した当初、3人での演奏の時や「エンドレスロード」ではスタジオ盤に 近い歌唱でずっと歌っていました。 「エンドレスロード」でも2番と3番の 「♪この時だけが二人の信じ合えるとき 離れられないと心で感じているのは俺だけなのか」 「♪もう何も今はいらない お前の中に沈んでゆけば けちな夢なら今すぐ壊れてもいい」 の所はかなりガナッていますが、あれどころじゃない凄い歌唱でした。 ギターを弾き始めた中学生の頃は。ちんぺいさんの「熱い吐息」の歌唱に憧れて 必死にがなって歌って、よくむせ込んだり、喉がヒリヒリして声が出しにくくなっても 何度もギター掻き鳴らしながら歌ってたのを凄く覚えてる。 ちんぺいさんに近いようにガナッて歌えるようになった時はうれしかった^^ で、「涙の誓い」ですが、 この曲もライブではちんぺいさんがガナッて歌う部分があって、それにも憧れた。 特に2番の 「♪残されて一人きりで生きる 明日からは心を閉ざしたままで〜」の特に 「閉ざしたままで〜」の部分の歌い方に鳥肌立ちまくりでした。 ちなみに病み上がりでの1978年武道館ではこの部分はベーヤンと二人で歌っています。 この部分を二人で歌ってる「涙の誓い」はいつ聴いてもジ〜ンと感動します。 途中、べーやんの声だけになってしまう所もあってドキッとした人も多いと思う。 武道館公演から1ヶ月後の大阪公演では「涙の誓い」はセットリストから外れてました。 その大阪公演から一ヶ月後の枚方公演での「涙の誓い」は ちんぺいさん一人であの部分をガナッて歌い切り、完全復活!って思えて凄くうれしかった! その部分をちんぺいさんが歌ってる後ろでべーやんが「フゥ〜ッ!」とか ちんぺいさんのその部分の歌唱を盛り上げようとする掛け声は泣きそうになるほど感動だった。 かなりマニアックすぎる話になってますが・・・あの頃必死にアリスを追いかけてた人には 何となくわかってくれるような・・・^^; LIVEでのスタジオバージョンに一番近い演奏は、今、現在のバンドになってからだと思う。 シングル盤発売直後のライブ演奏でもかなりイメージ違うアレンジになってたし。 「涙の誓い」に関してはスタジオバージョンが凄く好きで、 珍しくかなり深めに柔らかくリバーブがかかってる二人のボーカルや イントロのアコギの音が凄く心地良いのと、ドラムの16刻むハイハットの音質とか ギターソロの音質など、どれも好きです。 「涙の誓い」1曲でもまだまだ書きたい事はあるけど、B面の事を B面「何処へ」 作詞 谷村新司さん 作曲 堀内孝雄さん 編曲 青木望さん (シングルとアルバムとバージョンが違う事は有名ですが、一応書きます。 シングルバージョンはドラムが抜かれてます。アルバムバージョンはドラム入り) この曲も言わずと知れた名曲です。 しかし、ライブで初披露されたのは1979年12月のクリスマスコンサートツアー。 シングルが発売されて1年半もセットリストに入りませんでした。 ライブバージョンは1コーラス目「♪あー悲しいけれど 今年もひとつ」から間奏まで 小さくリムショットが入ります。 再び2コーラス目「♪焼けた砂の」からはドラムなし。 2コーラス目「あー悲しいけれど」の前から大きめのフィルインでドラムが入ってきます。 その後の間奏はアリさんのブルースハープでAメロ。 細かい事を言うと 1979年12月25日大阪厚生年金公演では2コーラス目大きめのフィルインの後も リムショットでしたが、 1979年12月27日・28日大阪フェス公演では普通にスネアを叩いてました。 それに伴いバンド演奏も少し変更されてました。 12/25〜27の間に話し合いで変えたのか・・・^^; このツアーの後、再び「何処へ」は封印されます。 次に歌われたのは1981年8月北京工人体育館。北京語で歌われました。 日本では活動停止まで封印されたままでした。 そして2010年2月28日に東京ドーム公演で「何処へ」の封印が解かれた! アレンジ、演奏もこれまでで一番スタジオバージョンに近い形での復活! しかし、ちんぺいさんとべーやんの歌い分けが少し妙な事になってしまってて 正直、何で変えるの???って思った^^; これまで通りでいいのに。 そのまま2013年47都道府県を回った全64本の全国ツアーでも「何処へ」はセットリスト入り! 歌い分けは…東京ドームの時はべーやんからだったのが、2013年はちんぺいさんからに 変わった^^;そうじゃなくて・・・・。 2013年のツアー、あれだけ本数聴けば慣れたからもういいけど^^; 次のアリスの再始動ツアーでは多分、もうセットリスト入りしないだろうな・・・。 代わりにB面名曲繋がりで「街路樹は知っていた」が入ってきたりして。 それもめちゃうれしいけど。 「涙の誓い」ジャケ写真の撮影時の別ポーズ。 雑誌などに出回ってるのは、この写真とモノクロでの違うポーズの2種類だけだと思う。 シングルジャケットに使われた写真の加工前の物が見たい。 「涙の誓い」ジャケットであと一つ。 まだ「ALICE VI」発売前だったので、ジャケ裏の歌詞部分には「ALICE V」の宣伝。 しかし、2ヶ所ともアルバムタイトルが「アリス」になってる。Vが抜けてます。 聞く所によると、夏すぎにプレスしたシングル盤は「アリスVI」の宣伝に直されてるとか…。 自分はそのジャケット見た事ない。中古レコード屋回って「涙の誓い」の裏ジャケばかり見て 手直しされてるバージョンを探しまくってた頃もあったけど・・・。 細かい違いでも欲しくなってしまう^^; 5分でチケットがSOLD OUTになった東京ドーム公演で復活した「何処へ」 2013年ツアーでの「何処へ」 東京ドーム公演以降、間奏はべーやんのソロです。これはうれしい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年06月13日 16時36分54秒
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