【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

おじなみの日記

おじなみの日記

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2021年01月23日
XML
一路真輝さんが出演してる舞台を観劇してきました。
この前の「ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙」の感動がまだ残ってる中、
今日の「キオスク」を観劇。
今回の作品も演出、脚本、キャストと、どれも最高でした。




ナチスドイツが侵攻勢力を高める中のオーストリアの話だと言うことだけ知ってたので
かなり重くダークな部分が全面に出てるような作品なのかと思ってた。

客席に着くと舞台上には何もなく、スモークがぽっかりと浮き上がってる雲のように
重暗い空間を作っていました。
しかし、客電が落ちると… いきなりオープニングはみんなで歌い踊り始めた。
これから芝居が始まりますよって挨拶の曲。

全体的にコミカルな部分も多く、もちろんHeavyな部分もあり、2時間半飽きさせる事ない
舞台になっていました。

オーストリアの田舎に住んでるフランツとその母のマルガレーテ。
フランツは林翔太さん、マルガレーテは一路真輝さん。
経済的な理由でフランツはマルガレーテの知り合いが営んでるキオスクで働くために
一人、大都会ウイーンへ出て行く。
週に一度、母と息子は絵葉書で近況をやり取りしている。

田舎で純朴に育っていたフランツはウイーンでいろんな事を知るようになり、
多くの人たちと出会っていく。

2幕になると辛辣で重い場面が当然増えてきます。
それでもまっすぐに生きて行くフランツに感動させられた。

今回の一路真輝さんは柔らかく優しい芝居で、手紙のやり取りの中から息子の成長を喜び、
悪化して行く状況下でアッター湖の畔から息子の心配を遠くを見るようにいつもしている。
主演の林翔太さんも芝居が上手くて絶えず動いている感情に引き込まれた。

大空ゆうひさんは多くの役をこなしていて、フロイトの娘、老婦人、SMの女王様風から
残忍なゲシュタポの男まで幅広く演じていました。

橋本さとしさんはキオスクを経営してるオットー役。オットーは戦争で片足を失くしている。
山路和弘さんはジークムント・フロイト役。
この二人の存在感で舞台に緊張感と深みが出てより楽しめた。

吉田メタルさんも多くの狂気を演じていました。
どの役も圧迫感と存在感が凄いので登場するたびにどんな芝居するのか楽しみだった。

堀文明さんもコミカルな役からシリアスな役まで多くの役を演じています。
上西星来さんは謎めいたアネシュカ役。フランツが恋してしまう謎の女性。

装置と照明も素晴らしかった。スモークの効果も良かった。
今年、初の一路さん出演舞台は大満足な作品でした。



ジークムント・フロイトとフランツのやり取りは微笑ましくもあり、考えさせられる所もあり・・・


生きる意味や価値を考え始めると、我々は気がおかしくなってしまう。
生きる意味など、存在しないのだから。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021年01月23日 00時57分48秒
[演劇・ミュージカル] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.