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おじなみの日記

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2024年01月22日
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カテゴリ:フォーク
ザ・ナターシャー・セブン『107 SONG BOOK』の記念すべき第一弾。
「オリジナル・カーター・ファミリーをお手本に編」とサブタイトル通りにカーターファミリーの
レパートリーを楽譜集とともにレコーディング。

「107 SONG BOOK」の中でもかなり良く聴いたアルバム。
一番良く聴いたのは「107 SONG BOOK Vol.5 春を待つ少女。」ですが。





1曲目「私を待つ人がいる(アメリカ民謡)」
2曲目「今宵恋に泣く(アメリカ民謡)」
3曲目「柳の木の下に」
4曲目「あなたを恋しています(アメリカ民謡)」
5曲目「別れの恋唄 その1(アメリカ民謡)」
6曲目「別れの恋唄 その2(アメリカ民謡)」
7曲目「丘の上の校舎」
8曲目「高い山に登って」
9曲目「ひとり旅」
10曲目「陽気に行こう(アメリカ民謡)」
11曲目「わらぶきの屋根」
12曲目「森かげの花(アメリカ民謡)」
13曲目「どこにいればいいんだろう」
14曲目「海の嵐(アメリカ伝承)」
15曲目「青い海のお墓」
16曲目「ワルツを踊りましょう」

訳詞は全て高石ともやさん。アメリカ民謡以外の作曲はA.P. カーター。

1曲目「私を待つ人がいる」は高石ともやさんが一時期フォークソングを歌うのを完全にやめて
福井県の名田庄村に移住した。そこの生活で村人の人たちとも仲良くなっていき、
この「私を待つ人がいる」をきっかけに歌うことを始めるようになったと何かで語っていました。
1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」の中で
カーターファミリーのオリジナルをまず流して、続いてその曲を生演奏で聴かせて解説するという
企画をしました。この時の回のラジオを録音したものを今でもよく聴いています。
この時にもともやさんは
「フォークソングやめてもう一回やり直した時、最初に作った歌がね、私を待つ人がいるって
 いつも村にいってね、仕事もないしね、朝起きて山に行って「♪あ〜あ〜」てやって
 昼下がりにご飯食べて、でまた行って、夕方になるとおばあさんに必ず会う人がいてね、
 「いや、こんにちは」って「いつも日暮れに迎えに行くのさ 私を待つ人がいる」ってね・・
 もうあのー、このケンタッキーの歌が、まるで名田庄村の歌みたいなんでね、
 あ!これは私の出発点の歌にしようと思って、自分流に歌ってたの
 で、それでね、今もナターシャーセブンのいつもオープニングテーマになってるですけどもね」
と、話してオリジナルのカーターファミリーのレコードを流して、続いてナターシャーセブンの
演奏で「私を待つ人がいる」を聞かせる。

まだ1979年ごろは「私を待つ人がいる」がライブの1曲目の事が多かったですが、
1980年ごろからには1曲目は「陽気に行こう」や「明日になればね」だったりした。
1972年の「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」ではイントロがオートハープで
始まります。このヴァージョンはライブで聴いた事がないので初期のみでの演奏なのかも。
そういえば1977年の宵々山コンサートでもイントロはフオートハープの演奏からだった。

3曲目「柳の木の下に」もコンサートでよく聴いたので印象に強く残ってる。
リードボーカルは坂庭しょうごさんです。
ハスキーなハイトーンが気持ち良くて大好きなボーカリストでした。
このレコーディングヴァージョンでは、ソフトに歌っていますが、コンサートでは突き抜けるような強い声で歌っていました。
「♪し〜〜だれ柳が〜」って。サビから城田じゅんじさんも坂庭さんに負けないほどのハイトーンでハモるのも最高だった。「♪や〜〜なぎの木の下、土の下で眠ります」
かなしい歌なのですが、二人のハイトーンボーカルに聞き惚れてました。

7曲目「丘の上の校舎」も大好きな曲だった。中学生の頃に初めて行ったナターシャーセブンの
コンサート。その時もこの曲を歌ってくれた。この曲の歌い出しの歌詞が自分の幼少期と重なる。
「♪背よりも高い草はらを駆け抜けて いつでも唄ってた子供の頃」
中学生の頃に聴いた感覚と、今、聴くのでは感じ方がまったく違う。
初めて聴いてから40年以上経っても今でもこの曲を聴いて感動してるのが不思議。
40年前にこの曲を40年後も聴いてるとは思ってもなかった。

8曲目「高い山に登って」は何と言っても1979年「いこまいか」コンサートのオープニング曲!
この曲も聴いてるといろんな場所の風景が頭に浮かんでくる。

10曲目「陽気に行こう」はこれまで生きてきて何百回口ずさんだだろう。
この曲を聴いたり口ずさんだりすると心がホッとしてトゲトゲしてた心が少し丸くなる感覚。
1972年「KBS KYOTO INCREDIBLE TAPES」の演奏はかなり違ってて新鮮ですが、
「これじゃない感」が強い。
この曲も1979年12月2日放送のFM番組「サウンド・アプローチ」で取り上げています。
まずレコードでオリジナル「Keep on the Sunny Side(陽気にいこう)」を流してから
ナターシャーセブンの演奏でこの曲を歌う。

11曲目「わらぶきの屋根」はコンサートでは聴いた事がなかったと思うけど、
この曲を聴いてると母方の田舎の風景が鮮明に浮かび上がってくる。
母の実家はわらぶきではなかったけど、自分が子供の頃は母の実家の周りの家にはわらぶきが多かった。
「♪魚を追って山を越えて 日暮れて帰る 子供心に家のあかりが ありがたかった」

今日は2017年に初CD化されたものを聴いてた。
「107 SONG BOOK」が全てCD化されたのはうれしい。
アナログ盤で聴く事の方が回数は多いけど、楽にPCででも簡単に聴けるのがいい。






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最終更新日  2024年01月22日 05時26分44秒


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