2222604 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行きかふ人も又

行きかふ人も又

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Category

Calendar

Comments

森須もりん@ Re:【夜行列車(POCIAG)】 1959年 ポーランド映画(03/10) 小学生のときに、テレビでみました。 あれ…
ETCマンツーマン英会話@ 希望を生むもの はじめまして。先日初めて『アラバマ物語…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2008.05.09
XML
カテゴリ:中国映画

 NHKはサンダンス映画祭や衛星映画劇場など、映画に力を入れているようです。(回し者ではありませんよ)
先日は、いずれ買って観ようと思っていたポランスキーの『袋小路』『水の中のナイフ』が放映されて大喜び。今は黒澤明監督作品を全作一挙放映しています。
こちらはAFF(アジア・フィルム・フェスティバル)で紹介された作品。
AFFは、1995年から始まったもので、アジア諸国の新鋭映画監督と映画を共同制作したり、アジア作品を上映紹介するお祭。
以前このブログで紹介した『柳と風』もAFFによる、イラン=日本の共同制作作品でした。
こちらもフェスティバルで上映された作品。製作はモンゴル国ではなく、内モンゴルなので中国。

 モンゴルの大草原の中に家族と暮らす少年ビリグ。ある日、川に水汲みに行った彼はそこで白いピンポン球を拾う。卓球を知らないビリグとその友だちのエルグォートゥ、ダワーの3人はその不思議な球に興味津々。そんな時、偶然テレビから流れてきた音声でそれが“国家の玉”とも言うべきピンポン球というものだと知って―――。

327193_01_06_02.jpg 327193_01_05_02.jpg

ありきたりで定石どおり、よくある作風でした。
高原の美しい風景や、雄大なモンゴル、そこに暮す民は魅力です。でもそれだけでは足りません。美しさだけでは。
ピンポン球をめぐる少年たちのやりとりも、どこかで観た事のあるような。
毛色を出すためのオーソドックスさが、裏目に出た退屈さでしょうか。

本編よりも、始まりと終わりに流れるホーミーが良かった。ホーミーは大地からの唸りみたいで、厳しい自然に生きる力強さが感じられます。

軽くて小さくて丸い白い、その物体。
知らない方が良かったのかもしれない、文明からの落し物。
ピンポン球は文明そのものを表現しているのでしょうが、それに触れずにいることは、広いモンゴルといえども、もう無理なんですね。


監督  ニン・ハオ
脚本  シウ・エナ  ガオ・ジェングオ  ニン・ハオ
撮影  ドゥ・ジエ
音楽  フー・ヘー
出演  フルツァビリゲ  ダワー  ゲリバン

【カラー/中国(内モンゴル)/105分/緑草地】







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.05.10 09:01:24
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X