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カテゴリ:日常
過労、過労といいながら、また道草して帰った、せんじつ。 ちょうど川上弘美さんの『古道具 中野商店』を読んでいたからでしょうか、古物がとても欲しかった。 仕事終わりの3時から、市電に乗って、古本とビールの店『アダノンキ』へ。 以前よりも、本が増殖していて、探し応えのあるかんじ。 迷った挙句、アントニオ・タブッキの『インド夜想曲』を選びました。 さっそく開いてみると、インドの息吹に冒頭から引き寄せられるようで、とてもおもしろい。 すぐに読み終えてしまいそう。映画にもなっているそうで、ぜひ観なければ。 もちろん、グラス麦酒を一杯ひっかけることも忘れなかった。 おつまみはチーズの盛り合わせ。ブルーチーズは苦手だけど雰囲気でおいしく頂いた。 ホロ酔い気分で、古道具店『十一月』までぶらぶらと歩く。 久しぶりの『十一月』の、枯れた佇まいにあたらめて惚れぼれしつつ。ほんとに素敵な場所です。 たくさん気になるものはあったけれど、ブリキのケースをひとつ選んだ。 雑多なものを収納するため。 それから縄文式土器のかけら。 なんに使うわけでもない、古い棚にただ並べるつもりで手に取ると、 「裏返すと蝋燭たてにもできます」と、店主さん。 おっしゃるとおり、さっそく蝋燭など飾ってみる。 けど裏側だと、縄の文様が見えないね、、、(ますます意味不明な物体) 今日は、ミニシアターのボランティアが終わった後で、映画をひとつ観てきた。 アンコール上映中の『牛の鈴音』。ちかく感想を書こうと思います。 じっくり、じんわり沁みる、韓国のドキュメンタリー映画。 本日は空いていて、初対面のスタッフの方と一緒で、なんだか楽しかった。 やっと、心から楽しいーと思ったなぁ。 ピリピリとした緊張感は、あるていど必要なんだろうから、あとは自分次第だ。 おつかいを頼まれて、喜んで外出。エプロンをつけたまま上着も着ないで、ぶらりと狸小路を歩いたら、風が冷たかった。このあとすぐ雨が降ってきた。 上映中の空き時間には、紙パックのコーヒーを買って、カウンターに座りながら休憩をとる余裕もできた。 そして頼まれる、紙仕事の数々。 今日はチラシに割引券をホチキス止めして、パンフとCDに手書きの値段を貼り付けた。 地味な作業がたまらなくいい。 映画館やら博物館やら、「館(やかた)」好きは自覚していたけれど、あらためて「紙」好きである自分も自覚しているこの頃。 本のにおい、印刷物のにおい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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