吉野耕平「沈黙の艦隊」109シネマズ・ハットno33
吉野耕平「沈黙の艦隊」109シネマズ・ハット 見ちゃいましたよ(笑)。SCC第11回例会、12本目です。今回はM氏の提案です。映画は吉野耕平監督、かわぐちかいじ原作の「沈黙の艦隊」でした(笑)。 見終えて、道ばたの日陰に座って一服しながらの感想戦です(笑)。ああ、今時、一服するのはシマクマ君だけです。M氏はタバコなんて、もちろん、お吸いになりません。 「なんなんですかね、これって?」「えー?結構面白かったんですけど。」「特撮マニアの人たちって、やっぱり、こういうの面白いんでしょうかね?」「ボク、そういうとこ、まったく興味ないんです。でも好きな人は好きなんじゃないですか?いかにも東宝の映画っていう感じじゃないですか。ボクの、今回の興味は大沢たかおっていう人だったんです。キングダムという映画の王騎という役が、まあ、なんともいえずおかしかったんですが、服装が違うだけでおんなじで笑えましたね(笑)。」「続けてやるんですかね?」「やるでしょ。始まったばっかりじゃないですか。かわぐちかいじの沈黙の艦隊はお読みになりましたか?」「はい、昔、喫茶店かどこかで。」「あれって、というか、この映画のネタでもあるんですけど、アイデアというか面白いですよね。」「核兵器をチラつかせるとこですか。」「まあ、そうなんですけど、ぼくは、うったらうつぞというとうたないんだったら、はじめっから撃たない、持たないが可能なんじゃないかというのがかわぐちかいじのアイデアなんじゃないか、それって、まあ、マンガ的ではあるのですが、面白いなって思うのです。で、今日の映画もそこんところを強調してたんですが、問題は結論ですよね。」「というと?」「マンガが、まだ続いている気が、ボクはしているんですが、まあ、そんなわけはないのですが、海江田という主人公、最後、どうなるかご存知ですか?」「いや、忘れました。」「たしか、国連に行くんですけど、核所持がブラフだったことをばらして、撃たれて終わるんです。で、今日のところで、面白いなって思ったのは、乗組員たちはそのことを知っているんです。にもかかわらず海江田に付いてくるんです。そこはどうするのかな?それと、ボクはかわぐちかいじ自身が結論に困った結果、案外、凡庸なマンガになって終わったと思うんですが、そこをどう解釈するのかですね?」「ふーむ・・・、続編も、作られるとして、見ます?」「ああ、それはわからないですね。でも、見そうですけど(笑)」 M氏は今回も納得がいかなかったようですが、シマクマ君は案外面白かったですね。昨今の世相もあって、ある意味、鬱陶しい話なのですが世相に媚びるのかどうか、ちょっと興味ありますね。まあ、マンガの映画化というわけで、おおざっぱな印象は残ったんですけどね(笑)。監督 吉野耕平原作 かわぐちかいじ脚本 高井光撮影 小宮山充編集 今井剛音楽 池頼広主題歌 Adoキャスト大沢たかお(やまと艦長・海江田四郎)玉木宏(海自たつなみ艦長・深町洋)上戸彩(市谷裕美・記者)ユースケ・サンタマリア(たつなみソナーマン・南波栄一)中村倫也(入江兄弟・兄)中村蒼(やまと・副艦長・山中栄治)松岡広大(入江兄弟・弟)水川あさみ(海自たつなみ・副長・速水貴子)笹野高史(竹上総理大臣)アレクス・ポーノビッチ(第7艦隊司令官ローガン・スタイガー)リック・アムスバリー(米大統領ニコラス・ベネット)橋爪功(黒幕・海原大悟)夏川結衣(曽根崎防衛大臣)江口洋介(海原官房長官)2023年・113分・G・日本配給 東宝2023・10・16・no126・109シネマズ・ハットno33・SCCno12!