望月智充「海がきこえる」キノシネマ神戸国際no38
望月智充「海がきこえる」キノシネマ神戸国際 1993年の映画ですから、30年前ですね。ジブリの、当時の若手たちが作ったアニメーションで、原作が「なんて素敵にジャパネスク」(多分、集英社コバルト文庫)の氷室冴子さんです。2008年、51歳の若さで亡くなった「少女小説」の作家ですが、80年代から、90年ころの女子高生にとって「コバルトの星!」だった人です(笑)。まあ、封切り以来、一度も見ていないのですから、見ないわけにはいかないだろう、そんな気分で見ました。望月智充監督の「海がきこえる」です。 いろんな意味で、しみじみと胸うたれる作品でした(笑)。 この方も、もういませんが、大林宣彦監督の尾道三部作でしたか、「転校生」という、ちょっとめんどくさいストーリーの高校生映画を思い出すのですが、あの映画がウケたのが1980年代の初めころだったと思います。で、まあ、このアニメも、その時代が舞台なのですが、ストーリーは、いたってシンプルな転校生モノ! でした。まあ、今のボクには、そこがよかったんですけどね。 登場人物たちが、公衆電話で友達の自宅とか、バイト先とかに電話にかけているのが、やたらと懐かしくて、「スマホもケータイも知らないこの子たちって、神戸の地震の前の子らやなあ。今では、50歳越えてんだよなあ。」 とか、登場人物たちが、その後の40数年間、どんな暮らし方をして、今、どうしているんだろうとか、このアニメーションが作られたころ、作った人も、見た人も、誰一人想像しなかったに違いないことを、帰り道で、何とはなしに思う浮かべました。 まあ、仕事が仕事だっただけに、こういう、あの時代の高校生のドラマ を見ると、そうなってしまうんですよね(笑)。ああ、こういう時代があったなあ・・・・。 って、まあ、問題は、アニメに出てくるこの子らって、今、50歳を過ぎてどうしているんだろう? なのですが、そう思うと、このアニメって、よくできていると思います。拍手!でした。 で、余談もいいところなのですが、この感想を書いていた7月の連休の月曜日、元町商店街を歩いていたのですが、横断歩道を渡ろうとして、中年の鋭い目つきの男性と、所謂「メンチを切る」出来事が起こって、はてな? と思っていると、「シマクマ先生じゃないですか?ボク、Y高の時のMです。」 ジーッと見返していて、なんとなくなシーンが浮かんできて、ちょっとドギマギ・・・・ しました。 あの頃の高校生との、40年ぶりの再会です。彼こそ、ボクにとっては、このアニメの登場人物の一人、一人の一人なのですね。 結果的に、名刺とか渡されて、どっかの大学の先生だったりしたんですが、なんだか、やっぱり、しみじみとしてしまいました(笑)。 今、話題にしているアニメの筋立てとかと、まったく関係ない話なのですが、最近、映画が、まあ、こんなふうに尾を引くという話でした。監督 望月智充原作 氷室冴子脚本 中村香企画 鈴木敏夫 奥田誠治キャラクターデザイン・作画監督 近藤勝也撮影監督 奥井敦編集 瀬山武司音響監督 浦上靖夫音楽 永田茂主題歌 坂本洋子制作 スタジオジブリ若手制作集団キャスト飛田展男(杜崎拓)坂本洋子(武藤里伽子)関俊彦(松野豊)1993年・72分・PG12・日本配給「スタジオジブリ」2025・07・18・no108・キノシネマ神戸国際no38追記 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で楽天IDをお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)