徘徊日記 2023年3月30日「入内すずめって知ってます?」淡河八幡あたり
「入内すずめって知ってます?」 徘徊日記 2023年3月30日 淡河八幡あたり 皆さん、入内スズメってご存じですか?またの名を実方(さねかた)スズメともいうらしいのですが、淡河八幡の参道の枝垂れ桜に堪能してボケーっと隣のサクラを眺めていると、連れてきていただいたお友達がおっしゃるのです。「おい、ちょっと、足元、見てみ。」「なに、なに?」「散っている花がおかしいと思わへんか?」「なになに?」「桜はな、ふつう花びらがハラハラ散るやろ。ここは花が、そのまま散っとるやろ。」「?????」「この木の上にスズメおるのわかるか?あいつの仕業やねん。」「うん、おるおる。二つおンで。」「あの鳥な、にゅうないスズメいうねん。」「にゅうないって?」「入内いう字があるやろ。普通、じゅだいっていうけど、あのスズメの名前の時はにゅうないいうねん。」「それが、どうしたん?」「あいつらナ、花の蜜吸うのが、メジロみたいに花に頭突っ込んで吸われへんねン。ホンでな、花の根っの蜜のあるとこ直接かじりよんねん。ほやから、花びらで散らんと、花のままちぎれて散るねん。」「わあー、ほんまや、この辺り花が散っとるわ。」「な、おもろいやろ。いろいろおんねん。ちょっと変わったスズメやねん。今日は、カメラがないから、明日撮って送ったるわ。」 お友達はいつも持っている双眼鏡で見ていますが、ボクは裸眼です。もう一度見上げてみると、梢の先端に二羽のスズメがいるのですが、ボクのカメラではどこに写っているのか、もちろん、わかりません(笑)。 翌日、撮りなおして写してくれたのが、入内スズメが花をくわえている写真です。すごい写真が撮れるのですね。 まあ、こうなってはついでのようになりますが、八幡さんの境内はこんな感じでした。 上の写真は、境内から枝垂れ桜の参道を見たところで、本殿の前の狛犬さんはこんな感じです。こちらが「阿」さんです。後ろにはお馬さんがいらっしゃって、桜の花もあってご機嫌です。 こちらが「吽」さんで、向こうに写っていらっしゃるのは、世間話を楽しんでいらっしゃる地元の方のようでした。なかなか楽しそうな雰囲気でしたよ(笑)。 これが、手水場の龍です。もちろん、水は吐いていません。 ここまで写真を並べて、ようやく、気づきました。本殿を撮り忘れていますね。まあ、ボクの場合、ありがちですが、申し訳ないので、もう一枚貼っておきます。鳥居を出たところの若木です。いい色合いです。淡河八幡、花も人もいい雰囲気の神社でした。来年も忘れないようにしたいですね(笑)。 いやはや、枝垂れ桜といい、入内スズメといい、持つべきものは友ですね。30代で、お出会いして以来、実は、親子ともども世話になりっぱなしの友人ですが、何のお返しもできないままです。今後もお世話になり続けることでしょうね(笑)ボタン押してね!前回ご案内した豊助饅頭