ageha的ニチジョウ
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agehaSwella
虫愛ずるインドアな猫好き。日々刻一刻と移り変わる 揺らぐものと揺らがないものの記録と記憶。主に虫ブログですが、 魚類や植物、気まぐれにカワイイモノも載せています。
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先週、桜の写真を整理していて(今頃!)これを書いていたのだけれど。 なんと今日、にととらさんも同じタイトルの記事を書いていてびっくり。 今日はガガの続きを書こうと思っていたのだけど、急遽下書きフォルダから 引っ張り出して、便乗して今日載せちゃう。奇遇万歳。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「桜の木の下にはね」的な作品は活字でも漫画でもまことに沢山あって、 いかにヒトが桜の、あの妖しさにヤラレテしまうのかがよく分かる。 代表的なのはこのへんでしょうか。 桜の樹の下には/檸檬(1928年) 梶井基次郎 桜の森の満開の下(1947年) 坂口安吾 桜の樹の下で(1987年) 渡辺淳一 梶井基次郎の「櫻の樹の下には」は、にととらさんが書いているので私は「檸檬」の 方を少々。「私」は丸善で重い画集をひとつひとつ棚から下ろし、力のない指で平積みに していく。その上に先ほど買った、ひんやりと心地良い檸檬を置き、「これは黄金色の 爆弾だ。これが全てを爆破する」とその結末を想像して悦に入る。」(うろ覚え) 木の下に埋められた屍体も、檸檬爆弾も、満開の桜の森も(渡辺淳一は読んでない ので不明)、美しい桜や艶やかな檸檬とは対照的に不安感満載です。 桜の木の下には屍体が埋まっているからあれほどまでに美しい花を咲かせるのだけど、 何百本もの桜並木には、埋まっていない木ももちろんあるわけで(じゃなきゃたとえ空想 だとしてもコワ過ぎる)、ほんの短い期間だけ生まれ変わったかのように淡い色に染まる 妖艶さや妖しさや恐ろしいほどの桜吹雪に気がふれるんじゃないかと不安になったり するのは、きっと、過去に活字だったり漫画だったりで「桜の木の下にはね…」と、何度も 刷り込まれているからであって、ほんとうは本屋の本の上に置かれた「檸檬」と同じで 「そうだったらいいな」に過ぎないんだと思う。 もちろん桜の木の下に屍体が埋まっていたらいいな、なんて事は思わないけれど、 あの美しさや妖しさに理由を付けるならば、きっとそうなのだろう、そうでなければ イケナイのだ。 そんなわけで毎年、満開の桜の季節には「屍体が咲かせたであろう淡い花色」を しみじみと、少々ニヤリとしながら愛でるのが、秘かな楽しみだったりするのです。 もしくは、「花より安吾」と呟いたり。 毎年そんな事を思っているのが何気に分かる私の過去記を発掘。 2008年03月27日サクラサク花より安吾 2009年04月08日安吾の桜と桜吹雪 この通り、私は安吾の桜が好きだなぁ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 植物の下に埋まる屍体と言えば、桜の次に定説なのが紫陽花(アジサイ)ですが、 紫陽花は酸性の土壌だと青く、アルカリ性の土壌だと赤くなる。屍体が埋められた 土壌は徐々にアルカリ性になり、そこに咲く紫陽花は赤い花を付ける。 お宅の紫陽花は何色ですか? ↑↓いつもクリック有り難うございます。とても励みになっています♪ にほんブログ村 @ageha http://plaza.rakuten.co.jp/Swellapara0505/ なんかコワイ終わり方になっちゃった。スミマセン。
聖の青春と黒い海。そして猫。(本の紹介) 2023.01.27 コメント(6)
藤の花と言えば流行りの鬼避け。 2020.06.29 コメント(6)
太宰治のサイン本が家に有ったよ。 2020.04.01 コメント(4)
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