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カテゴリ:エッセー
写真はフロイト 精神分析学の祖となった It ’s wise to live in the world with a fool. 世の中は阿呆面して生きているのが賢いのです 2021-05-31-it-s-wise-to-live-in-the-world-with-a-jool- ある人の生活です。文筆業の人です。その人が話しておりました。 調べる、そして文章にする。よく調べ確かめて文章にする。途中でお腹が空けば食べる。体力が尽きそうになれば止(や)める。風呂に入って寝る。疲れると風呂に入ることが苦痛になります。 目的があり目的を意識して調べる。どこまで調べるかは必要の度合いによります。調べる能力はその人の知識を増やします。専門分野でないところを調べるのは本物の知識にはなりにくいかもしれません。知性が働けば調べたことを生かすことができます。自己の知識の限界領域を知っていることが知性でもあります。 調べ物が便利になりました。インターネットの情報世界を利用すれば調べ物が短時間でできます。昔ならば辿り着くことができなかった知識が手短に得られるようになりました。だからこそ知識を取り扱う知性が大事になります。 NHKラジオは日曜日に子ども科学電話相談室を開いております。中学生までが大したことでないのに電話します。答える側は自分で調べろと答えればよいのです。ところが回答者たちの愚の骨頂のようなお喋りに聞く側は嫌気を覚えます。聞くものよりも答える側の知性が問われているのです。 知りえた知識を喋っていれば一生喋り続けることができます。精神科の病棟にはそのような人がおります。世の中の身近にも居ります。世の中は阿呆面して生きているのが賢いのです。 人の振り見ていると品格とか品性を考えさせられます。生半可な知識は人の底をときに垣間見せます。人には知っていることと知らないことがあります。圧倒的な知性の持ち主はおりますが普通の人には真似できません。知識がないままに世間を渡り歩くにはどのようにしたら良いのでしょうか。虚勢を張らないことが大事なのでしょう。嘘を言わない、知っていることの土台の上で素直に考える。言葉を正しく使う。学び考える習慣を身につける。思いを上手に伝える。ことなどでしょうか。 読むこと、書くことは言葉への習熟でもあります。くさび形文字はメソポタミアで発明されました。くさび形文字は言葉を形にし、人々の共通理解にしました。社会生活を営む人間の間で行われる知覚、感情、思考の伝達のための道具が言葉です。言葉と文字とを使って人は相互の共通理解に努めます。コミュニケーションです。数字と数学がメソポタミアで発明されました。数量の理解が数字と数式によって発達しました。言葉と数学は人が良く生きるためのものです。読み書き算盤は人が良く生きるための基礎教養を表現しております。江戸の寺子屋は読み書き算盤を教えました。 文章は旅行家 甲斐鉄太郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月08日 10時58分29秒
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