テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1970年代
★★★
鑑賞No:01017 製作:1974年 監督:西河克己 出演:山口百恵/三浦友和/中山仁/佐藤友美 大正末、天城に向う山道で一高生の川島は旅芸人の一行5人に出会う。彼らは三味線や太鼓、唄や踊りで温泉場の客を相手に生計をたてていた。一行の中のかおると名乗る美しい少女は踊り子だったが、下田まで川島と一緒に旅ができると知って喜んでいた・・・・・。 いわずと知れた川端康成原作の同名小説の映画化で、山口百恵の第一回主演映画としても有名。製作が1974年なので、山口百恵が15歳くらいの時の作品である。さすがにま幼さが残り、演技的にもどこかぎこちなく、素人っぽさが感じられるが、それが逆に汚れを知らない少女かおるにピッタリで、原作のイメージを上手く出していたのではないかと思われる。 最近、邦画はどこかまったりした緩い系の映画が多く、それはそれで何か忙しない現代の一服の清涼剤となっているが、この映画はゆったりとした中にもどこか古き日本の情緒とか風景を見せてくれる、最近の邦画とはまた違った品位ある作品である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月04日 04時18分45秒
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