最新作へ向けて造型再開「ムカデによる拷問」用のテント
「SF物語『恐竜境に果てぬ』制作・造型再開」特に気負って本文につづるに及ばぬと独断。気力満ちれば、あとは不規則生活に輪をかけて、ここを先途と突き進むのみ。既に制作再開を周知せしめる簡単な事どもはわずかな画像と共に掲載したが、ここ一両日で劇中の村松が凄絶な拷問を受けるシーン用の敵側簡易テントを外観ながら、おおむね完成したので、造型過程順に掲載する。誰しも「ムカデ」というこの世のものとも思えぬ醜怪きわまる虫を好まないと思うが、なにゆえか、次回作のメインにすえることとした。よって、ムカデに言及する描写は、画像と共に知る限りつづるから、不快を覚える向きにはお勧めではない。ただ、我が家は平成元年新築以来、これに悩まされてきた。分けても、平成10年、1998年には、屋内外に10匹ずつ、計20匹の15cm大のムカデを目撃・退治した記録がある。そして2000年代に信じがたき推定20cmの最長・最大のものを二階階段最上段に確認、スプレーを吹きかけるたびに、こいつは私に向かって数十本の脚の音さえ聞こえそうな勢いで、迫って来たから、スプレーがほぼからになるまで、海底軍艦の冷線砲よろしく噴射し続けた。20cmの根拠は既に死骸となった15cm大のものと比較して、長さ・太さに大差があることからの推測だが、ムカデは生存時、アコーディオンの如く体節を伸縮させて進むから、伸びきった長さを観察してのことだ。とにかく巨大だった。余りに大きいので、そっと忍び寄って殺害機会を待つあいだ、観察すると、ドアをくぐりぬけようとした刹那、最後尾の脚が大き過ぎて、ドアの下部につかえて、一瞬前進せぬほどだった。この怪虫への恨みと記憶は未だ脳裏に去来する。不幸中の幸いと言えるのは、母に刺させずにすんだことだが、残暑の夜、腹を出して寝苦しさを耐えていた私の腹にパタッと落ち、これはホッとしたものの、滑るように腹の上を進んで、転瞬、スタンドを点灯した時は、いずこともなく姿を消していた。以下、画像掲載しておく。