「ドレミの歌」日本語版はチョイ残念
「ドレミの歌」日本版への批判いささかまたも偉そうな書き出しだが、この歌は余りにも有名な歌だ。ペギー葉山さんの日本語の歌もリズムのいい歌に仕上がっているから、この歌の歌詞を批判すると、愛好する人々には不愉快に思えようが、私は若い頃から、語呂を合わせて作詞していない日本語版に不満があった。悪口を言うつもりはないが、往年の傑作ミュージカル「サウンド・オヴ・ミュージック」の主題歌とも言えるこの歌だけは、英語嫌いの私も英語版を断然支持する。改めて英語版を書いておく。「♪ Doe, a deer A female deerRay, a drop of golden sunMe, a name I call myselfFar, a long long way to runSew, a needle pulling threadLa, a note to follow sewTea, a drink with jam and breadThat will bring us back to doeOh,oh,oh」DoeがDo。 RayがRe。MeがMi。FarがFa。SewがSo。LaがLa。TeaがTi。日本語では「シ」と言うが英語では「Ti」と発音する。次に英語版の歌詞の、日本語訳を書いておく。ただし当然歌に合ってはいない。ドはDoe、 雌のシカ。レはRay、 太陽の金色の滴(しずく)。ミはMe、 私のこと。ファはFar 、遠い道の向こう。ソはSew、 針と糸の仕事。ラはソの次の音。ティはTea、 パンと一緒の飲み物。さあ、初めに戻ってもう一度。さすがに英語版は見事な仕上がりである。さて、「♪ ドはドーナツのド・・・」と歌う日本語版の歌詞になじめない若年の私は、何んとか歌のリズムを保ったまま日本語のダジャレが作れないものかと考えた。どう組み合わせても、原曲の品格は保てないとあきらめ、一種の替え歌の品のなさではあるが、作ってみた。以下、自作日本語版「ドレミの歌」の歌詞である。「♪ ドウは馬をとめる声、レイ(霊)はうらめしやー、ミーは『シェー』のイヤミ、ファーはあくびです、ソウはウツの逆、ラはソの次ね、シーッは『お静かに』、さあ初めに戻りましょ、おうおうおう・・・」何んともくだらない歌詞が出来上がった。