即興ドタバタ日記「バカね」(何んのことかわからなくてもいいブログ)
夕子「もしもし。く、くくっ ! アハハハハ ! 」村松「な、何んだよ、こんな時間にいきなり笑いこけやがって ! 」夕子「視力の衰えは同情するし、もちろんお母さんのいないさびしさにも同じよ」村松「察しがついたぞ ! 俺の日記のミスに気づきやがったな」夕子「あなたのつらい気持ちはわかるわよ。でも、少しは刺激してやらないとね」村松「悪うござんしたよ、下書き送らないで。ちゃんと直してもう少しあとで更新するよ」夕子「だから伏せておけっていうの ? もう何人か読んだんじゃない。超長距離道路のこと」村松「やめてくれよ。訂正版載せられなくなるだろ。俺がウソついたみたいで」夕子「ウソじゃないのよ。思い切って言うと、あなたってバカね」村松「わかってるよ、とっくに。だけど変だと思いながらも小数点が見えなかったの ! 」夕子「繰り返すけど、ウソツキじゃなくて、連日に近い更新の疲れもあって、勘違いしただけよ。悪意感じないよ」村松「だけど、つじつま合わせまで創作しかかったんだよ」夕子「あなた、昔、日本列島の全長を、乱暴に直線距離で計算して、それで人工衛星で飛んだら、ものの何分かで列島縦断するって話、してくれたでしょ。あたし、感動したのよ。忘れた ? 」村松「覚えてるよ。正確な数値は自信ないけど、2000キロほどかな」夕子「それで東北道が6800キロはおかしいって思った時点で連絡くれれば良かったのに」村松「680キロだよ ! もうこの日記中止だ ! 」夕子「あ、あなた、ホントにおこったの・・ごめんなさい。・・くくく、あはははは、ダメ、あたし、でも、ごめんなさい」村松「知るか ! お前も所詮他人だ。息子とせいぜい仲良く暮せ ! 俺は病み衰えて、多臓器不全で死ぬよ」夕子「そんな・・。そこまで言うなんてひどいわ・・ ! 」村松「長駆(ちょうく)強行ツーリングで、一日2000キロ超を記録しましたよ ! 」夕子「あたしのこと憎んだ ? やっぱり他人なの ? 」村松「ようやく、お前のことも書こうと思って、最高の思い出ツーリング記録にしようとしたら、これだもんな。あのね、自己嫌悪も感じてるの ! 」夕子「バカね」村松「何度も言うね」夕子「違うの。そんなことぐらいでバカねって言ったの。あなた、早起きして書いたでしょ。視力も落ちてるし。でもウソツキとは違うわよ。ごめん。傷つけたこと、謝るから、お願い、改めてブログ更新して ? 」・・・・・・・・・・夕子「もしもしッ ! 」村松「あいよ」夕子「くくっ・・ううっ・・ ! 」村松「まあた、笑う・・あれ、泣いてんの ? 」夕子「あたしだって、あたしだって、もっとお母さんと会いたかった・・」村松「あの・・」夕子「お母さんが元気だった頃のビデオ、ダビングしたんでしょ ? 磁気テープタイプからDVDに。それ見たいの・・」村松「そりゃあ、いいけど・・」夕子「それから、北海道のもお願いだから更新して ? どうしてもダメ ? 」村松「いや、ダメじゃないよ。あの、機嫌なおしてくれた ? 」夕子「イヤだ。逆になっちゃったじゃない」以前、ほんのいっとき所有のテープ式ビデオカメラで撮影した両親の映像DVD。2003年11月ごろ撮影と判明。母は物忘れが始まって2年後だが、後年の症状が予想出来ない元気さで、かえって見るのが切ない。村松「それにしても、俺も疲れてたとは言え、一日2000キロ走破したとは、参ったねぇ。あははは」夕子「もういいでしょ、その話は」村松「あの、ホントにおこってない ? 」夕子「おこってあたしを泣かせたの誰なんですか ? 」村松「どうも、申し訳ない」夕子「昔のあなたが、戻ったようで、少しうれしかったの」村松「俺、昔、態度でかかった ? 」夕子「昔のこと思い出すと、お母さんも懐かしいし、あなたも懐かしいの」村松「何んとも、一言(いちごん)もない。すみません」夕子「それに、あの子だって、あたしが建てた平屋・・あ、しまった。言っちゃった ! 」村松「それ言わせたかった。新築おめでとう ! たいしたもんだ。心からお祝いするよ」夕子「ヤダもう。ネックレスなんていいから、節約して」村松「もう今月から月掛け決めたもん。プラチナにダイヤの買うよ。こないだ、店にも行っていろいろ見て来た。お前さんには何んでも似合うけど、かなり気に入ったのがあってさ」夕子「困ったなぁ」村松「仲直り出来たよね」夕子「それはもうとっくだけど・・・」村松「東北道、たった二日で走破したんだよね」夕子「また始まった」村松「一度送信するね。ネックレスは月掛けの都合で一年後」夕子「また言う」ブログ書きたさに、睡魔をこらえ過ぎると、とんでもない脚色をしでかす好例かも知れません。おしまいです。