カテゴリ:路線レポート・鉄道その他
今回は、初代「ブルートレイン」の20系客車を掲載します。20系客車は、昭和33年(1958年)に登場した寝台特急列車用の客車で、のちに標準的なシステムとなる電源車方式(専用の電源車を連結し、電力を各車両に供給する方式)を採用した最初の客車です。
20系は全車に冷房が付き、個室寝台や食堂車なども連結した当時としては豪華な寝台列車で、「走るホテル」とも称されていました。鉄道博物館では編成の最後部に連結され、展望室を設けたナハネフ22形のトップナンバー、ナハネフ22 1を展示しています。 大きな窓と丸みを帯びたデザインが印象的なナハネフ22 1です。のちの寝台特急列車のイメージを確立した青色の塗装に白色のラインが、高級感と長い旅への期待感を演出しています。このナハネフ22 1は昭和39年(1964年)に日本車輌製造で製造されました。 乗客が入れる展望室は向かって左側にあり、右側は車掌室となっています。 反対側は連結面のため、シンプルな構造となっています。 「B寝台」の表示と行先・号車表示です。車両の等級を表示する部分はのちの24系などにも引き継がれましたが、行先・号車表示は20系独特のデザインのものとなっています。 車内です。座席と寝台を切り替えることが可能で、寝台をセットすると3段寝台となります。展示では、座席使用時と寝台使用時の両方を見ることができます。 車外の車番表記です。ステンレス切り抜き文字となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.11 21:54:47
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